川淵氏は選手村閉村を受け、「ちょっとホッとしたというのが正直な気持ちですね」と話し、「やっぱり、クラスターが発生しなくて選手が十分活躍できたということと、村長室に各国の代表の団長が挨拶に来られるんですよ。村長に対して団長はみんな同じように、『日本が開催したからこういう大会ができたんだ。このもてなし、選手村での居住の良さ、食事の良さ。ありがとうございました』と心から言われたんで、ボランティア始め、関係者は報われたなと、それが一番嬉しいですね」と話した。
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ただ、これにはネット上で「クラスターは起きて無くても関係者から陽性者は出てるよね」「クラスターが発生しないのは当然のこと。関係者の感染は多く、余計な医療負担をかけたんですが知らないのでしょうか」といった指摘が殺到してしまった。
さらに「五輪選手達を思いやることはいいと思いますが、少しは国民に感謝の言葉があってもいいんじゃないですか?」「オリンピックの関係者ってみんな同じようなことを言ってるけど、せめて最後に『不足していた部分もあり課題が残った』とか言えないんかなぁ。マジでなんも考えてない集団なんだなって感じてしまう」といった声も。
オリンピックが開催される一方で、子供の運動会など学校行事が中止となる矛盾も指摘されているだけに、やはり「オリンピック大成功」だけを強調するのは考えものだと言えるかもしれない。
この日の放送で川淵氏は、1964年にサッカー選手として参加した前回の東京オリンピックの思い出なども語っていた。