菅首相は今月に予定されている党総裁選に立候補しないことを表明。首相も退任することになった。この理由について、本人は「コロナ対策と選挙活動を考えた時に、莫大なエネルギーが必要で両立はできない」と述べ、「コロナ対策に専念したい」と語っていた。
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これに対して、玉川氏は「僕はこの1年半というのを振り返ってみたい」と切り出すと、「コロナという危機がずっと続いている中で、対応をどうするのかと言うのが(政治の)メインだった。それで言うと危機対応力なんですよ」と語り、「安倍、菅、この2つの政権は、コロナの前にやっぱり敗れ去ったんだろうと、私は思います。有事に際しての危機対応力、それが欠けていた」と推論。
そして、「危機対応力のなさと言うのが個人的な資質の問題なのか、それとも自民党政権という構造的な問題なのかは、しっかり見極めないといけないと思います。次の選挙を考えるために」と締めくくっていた。
玉川氏の言う「コロナの前に敗れ去った」と言うのは、単なる見出し的な表現で、危機対応力の欠如が本題だったのだが、SNS上では「世界中でコロナに勝った国がどこにあるんだよ」「コロナに勝った政権なんかないわ 台湾でもまだ称賛は早い」「コロナを完璧に抑え込んだ国なんて一つもないのに じゃあ世界中の首脳すべてダメじゃん」とツッコミが殺到。
また、「それを言っちゃったら立憲民主も有事の対応力は皆無じゃん」という指摘や、「それはマスゴミのせいだよ」「自分たちの報道のせいだとは微塵も考えていない」という異論も噴出していた。
ちなみに、政治ジャーナリスト田崎史郎氏は菅政権について、「コロナ対策で十分なことができたかと言うと、それはできなかったかもしれない。しかしながら、ワクチンは打ち続けているわけですね」と評価。
さらに、「非常に反対が強い中で、オリンピック・パラリンピックが無事行われて、かつそれによって感動している人も国民もいらっしゃるわけですね。オリンピック・パラリンピックをやり遂げたというのが菅さんの成果の1つだと思います」と語っていた。だが、これに対して、「オリンピック開催したことに対する評価なんか全くされてないよ」「五輪は誰がやってもやり遂げるだろ」という意見もあった。