水着になった時、背中のバックリ開いた服を着る時などに、背中が周囲に晒される。手入れの行き届いたツヤのある背中は美しい。しかし、背中は別に露出しなくてもいい部分である。見せずに過ごすことも十分にできるはずだ。
>>妄想が膨らむ…「爪が汚れている女性」が男に好感を持たれる理由<<
にも拘らず、背中を見せるような恰好をするということは、やはり背中に自信を持っているからだ。故に、背中を出すような恰好をすると、どうしてもあざとさが出る。そこに引いてしまう男性も少なからず存在する。
では、どういった場面で、“背中の毛”の効果を発揮させればいいのか。それは、男性と深い関係を持つ時。ベッドに入った時である。
一緒にベッドに入れば、服を脱ぎ、裸になる。しかしこの時点では、男性はそこまで背中に意識を傾けない。まず注視するのは、カラダの前面だからだ。そして、下腹部である。
背中を意識するのは、行為終了後。女性はなんとなく恥ずかしさを感じ、男性に背中を向けるはずだ。そこで男性は背中を目にする。この時点で、男性は“賢者タイム”に入っている。興奮が冷め、至って冷静な心理状態で背中を眺める。
背中の毛に気付いて思うことは、「この子は男をあまり意識していない」だ。男に見せることを前提としていたなら、背中のケアをしているはず。それをしていないということは、このような状況になると予想していなかったということになる。
男はそこで、自分勝手な行動を取ってしまったのではないかと、罪の意識を覚える。責任感が生じ、相手の女性に誠意を見せたくなるのだ。
もし、まだ付き合っていない状態であれば、正式な交際へと発展。すでに交際中であれば、より愛おしく感じ、守るべき存在であると自覚することになる。
文/恋愛ライター・小島康明
写真/Don Johnson 395