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宜保愛子さん復活の心霊特番が話題 かつては多かった? テレビの心霊アクシデント

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画像はイメージです

 かつて夏の恒例といえば心霊系番組だったが、最近はすっかり鳴りを潜めてしまった。ところが先月に『真夏の絶恐映像 日本で一番コワい夜』(テレビ東京系)で、90年代に霊能者として活躍した宜保愛子さんのVTRが流れ話題に。しかも、単なる再放送ではなく、同じナレーターを起用し、当時を振り返る再編集がなされた凝ったものだった。

 この特番は3時間半にわたる大長編であり、心霊写真や心霊映像などに加え、心霊ロケで島崎遥香が体調不良を訴えるなど、この手の番組の「テンプレ」と言える展開が相次いだ。そのため「これぞテレ東テイスト」「心霊番組って『あえて楽しむ』ものだったんだよな」といった声が相次いだ。

 ​>>『合成です!笑わせないで!』心霊番組ヤラセ事件簿…ネットですぐ暴かれる?<<​​​

 かつてのテレビではこうした心霊ハプニングがよく起こっていた。有名なものとしては、1990年7月の『午後は○○おもいッきりテレビ』(日本テレビ系)の生放送で、画面に歌手の美空ひばりさんが映り込んだと言われたものがある。

 出演者の後ろに映るセットに、人の顔のようなものが映り、それが約1年前の89年6月に亡くなったひばりさんではないかと言われたのだ。番組で使ったひばりさんのパネルが偶然に映り込んだ可能性も指摘されているが真相は定かではない。

 毎年夏になると放送作家の新倉イワオ氏を招き「怪奇特集!!あなたの知らない世界」を放送していただけに、「おもいッきりテレビ」は心霊と縁の深い番組だ。

 さらに後継番組の『おもいッきりDON!』(同)でも、2009年8月6日の放送で、エンディングで映像が乱れるアクシデントが起こった。全国区の生放送ではまずあり得ない現象であり、現在も「恐怖映像」としてネット上などで言及されている。

 2017年7月放送の『生き物にサンキュー&世界の怖い夜 合体3時間SP』(TBS系)では、番組内で心霊写真を取り上げるも、それが合成なのではというツッコミが殺到してしまった。TBSは「番組の制作過程で写真をねつ造、合成したという事実は一切なかった」と否定している。

 テレビから心霊写真や心霊映像などのコンテンツが消えてしまった理由の一つに「容易に加工ができてしまう」点が挙げられるだろう。意図的な作為がなくとも何かしらの疑いはかけられてしまう。やはり現在のテレビで、かつてのような心霊番組を成立させるのは困難なのかもしれない。

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