問題となっているのは、はじめしゃちょーが4日にアップした「日本で1番ヤバい心霊スポット。慰霊の森に行きました。」という動画。その中で、はじめしゃちょーは「本当にここだけはずっと行きたいなと思ってる場所がありまして」と、“日本で一番の心霊スポット”として「慰霊の森」を紹介した。「慰霊の森」は1971年に発生し、162人が犠牲となった全日空機雫石衝突事故の墜落現場跡地に作られた場所。動画の中で、はじめしゃちょーは心霊スポットサイトでも上位で紹介されていると言い、サイトには「遊び半分で行かないで」といった警告も記されていたようだが、「せっかくでしたら、行っちゃダメって言うのを逆に証明できれば行かない人も増えると思うで、行こうと思います」と車で目的地周辺まで向かい、徒歩で慰霊碑を目指していた。
はじめしゃちょーは、何度か迷いながらも友人のユーチューバーとともに慰霊碑を目指して歩いて行ったが、不審な音や鈴のような音が聞こえたり、人の気配を感じたことなどをレポート。はじめしゃちょーらは慰霊碑に到着すると手を合わせ、「オレはめちゃくちゃ悪い霊的なものは感じないけどね。むしろ静かで安らかな感じがした」と言っていたものの、帰り道では同行したユーチューバーが雪に滑って何度か転び、「はい、死んだあ」と揶揄。また、車で待機していた別のスタッフの周りでは、ラップ音のようなものが頻繁に鳴っている状態となっていたが、最終的にはテロップで「怖いと言うより悲しい場所だった」と締めていた。
しかし、この動画のコメント欄には、「慰霊の森は心霊スポットじゃない。どんな事故だったか分かってるんですか?」「亡くなった方やご遺族の気持ちを考えてほしい」「心霊スポットとしてネタにするような場所じゃないよ」「『死んだ』とかさすがに不謹慎すぎる」といった批判的な声が殺到。また、岩手県民を名乗るネットユーザーからも不快感を指摘する声が多く集まっている。
確かに、多くの心霊スポットが紹介されているまとめサイトなどで「慰霊の森」が紹介されているものの、「慰霊の森」は心霊スポットではなく追悼施設。面白がってネタにしたはじめしゃちょーに、多くの苦言が集まっていた。
記事内の引用について
はじめしゃちょー公式ユーチューブチャンネルより
https://www.youtube.com/channel/UCgMPP6RRjktV7krOfyUewqw