全国的な感染に歯止めがかからない中、昨日、首相は医療提供体制を巡る新たな方針を打ち出した。入院は、重症患者や重症化リスクの高い患者に制限。それ以外は自宅療養を基本とするという。つまりは、それより症状が軽い「中等症患者」でも自宅療養になる可能性があるというのだ。
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また首相は、そんな自宅療養体制についても触れ、感染を防ぐ作用を持つ治療薬「中和抗体薬抗体カクテル」を50代以上や基礎疾患のある人に積極的に投与すると述べた。
これに対して、玉川氏は「このニュースを昨日聞いた時、呆気に取られました」と切り出し、「中等症の人というと軽く感じられるが、基本的には肺炎で呼吸が困難になっている」と主張。続けて、「政府が自ら失策というか無策というか、そういう風な結果として招いた感染爆発という不都合な現状をただ追認するだけ」と政府自ら、対策の限界を認めているようなものと糾弾。
そして、「まだやるべきことは色々あるはず」と訴える同氏。自宅でカクテル抗体薬を点滴している間、医師が付きっ切りで診ていることはできないとした上で、「例えばプレハブでもいいし、ホテル1つ借り切ってもいいし、そういうところで点滴が受けられるような場所を整備するとか、そういう具体的な話が必要」と求めた。
さらに、「40代、50代のリスクが高いと言うのであれば、感染が広がっている地域の40代、50代にワクチンを傾斜配分するとか、色々やるべきことはあるのに、ただのこれは現状追認」と批判。「(中等症に苦しむ人など)そういう国民をただ見捨てる政策だと僕は思えるので、これにはもう、本当に怒りを感じます」と激怒していた。“ガースー号”が泥船であることは火を見るより明らかになった。政府に頼らず、自分の命は自分で守るしかなさそうだ。