事件が発生したのは7月21日午後9時20分頃。同区の公園で、女性の犬が男の荷物に近づいたところ、男性が「近づくな」と注意したことから口論になり、持っていた園芸用の長さ2メートルの棒を振り回し、女性の左腕にけがをさせた。
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その後、通報を受けた警察官が男を逮捕。神戸市須磨区に住む自称不動産賃貸業の男は取り調べに「そんなことはしていない」と容疑を否認しているという。詳細は不明だが、犬が荷物に近づいたことが事件の発端であることは間違いない。暴力行為は許されないものだが、散歩の方法にも問題があると言わざるを得ないだろう。
犬の散歩をきっかけとした事件は度々発生している。2020年10月には、福岡県須恵町で、81歳の秋田犬保存会九州総支部長だった男の飼う犬が43歳男性のコーギーにかみつき、口論に発展。81歳の男が43歳男性の顔を10発以上殴り、ケガをさせている。
また、同年12月にも埼玉県川口市で、70代の男性が小型犬のパピヨンをリードをつけない状態で散歩させていたところ、ランニングしていた47歳男が突然蹴り上げ立ち去るという事件が発生している。蹴られた犬は首の骨を折り、耳から血を流して即死した。この事件で、川口市内に住む47歳の男が動物愛護法違反の疑いで逮捕されている。
散歩には一定の危険が潜んでいるということを、飼い主は認識する必要がありそうだ。