男たちは昨年12月、札幌市西区のペットショップに不法侵入。現金33万円と、売り出されていたチワワ・柴犬など12匹の犬を盗んだ疑い。男たちは被害に遭ったペットショップの旭川市内の系列店に勤務しており、共謀して犯罪に及んでいた。
盗まれた犬の被害額は230万円相当で、その後の処遇についてはわかっていないが、転売したものと見られている。動物を盗み出し、自己の私利私欲のために転売し金銭を得ていたとは呆れ果てるばかりだ。
この男たちは「札付きのワル」で、今年4月1日には、旭川市内のコンビニエンスストアでATMにワイヤーを付けて車で引っ張り出し盗もうとする、さらに同月10日には、21歳の男が別の無職・20歳の男と、同じく旭川市のスーパーマーケットでモデルガンを手に店員を脅してATMを奪おうなどとするなど、凶悪事件を度々起こし、逮捕されていた。
男たちは容疑を認めており、「大金が欲しかった」と供述している。自らの金銭欲のためになんの罪もない人間を命の危険に陥れた罪は重い。また、ペットショップで暮らしていた犬を勝手に盗み転売する行為も、動物の命を著しく軽視していると言わざるを得ないだろう。
このなんとも胸クソ悪い事件に、ネットユーザーの怒りが爆発。「ペットの尊厳を踏みにじっている」「許せない」「こんな店員がペットショップにいるなんて信じられない」などの声が。また、「大金」のために、手を変え品を変え強奪を試みるやり方に、「今後もこの男は同じことをする。簡単に釈放しないでほしい」「再犯の可能性が高くて怖い」という声も聞こえてきた。
多くの若者が額に汗して真面目に働く中、大金がほしいという理由で人を脅す、動物を転売するなどの犯罪に走ることは実に許しがたい。相応の罪に問われるべきだろう。