>>【有名人マジギレ事件簿】「俺も一生懸命やってる!」コロチキ・ナダルが激怒した日<<
それは、作家の野坂昭如氏が酒に酔った状態でスタジオに現れた時のこと。石橋がインタビューしていると突然、野坂氏が「お前ら若者が浮かれた気分でいると、世相が悪化する」「お前らなんかすぐ人気は終わるんだから」などと説教をして、平手打ちを食らわせたのである。この時のことについて石橋はラジオで、「私はキレかかってました。私は握りこぶしがビューンと行きそうでした。しかしここでやったらどうなるんだろうか、『オールナイトフジ』がメチャクチャになってしまうんじゃないか、石橋貴明、大人になりました」と回顧し、殴り返すのを思いとどまったと明かしている。
その一方で、ダウンタウンの浜田雅功は、野坂氏との共演時に殴り合いの喧嘩にまで発展した。それはバラエティ番組『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!』(日本テレビ系)の「野坂昭如 たたいてさぁ何点?」というコーナーでのこと。この企画は、トークコーナーだと思ってきたゲストの体をダウンタウンがいじって、ポイントを競うゲームなのだが、番組の途中、浜田に頭をたたかれた野坂氏の表情が一変。彼は浜田のツッコミにマジギレしてしまい、殴り返したのである。すると浜田もスイッチが入り、再び殴るという展開に。
松本人志によれば、この喧嘩で現場は騒然となったようで、「野坂さんもああいう人やから、(たたいてきた浜田に)やり返したら、浜田もグーで殴り返して、結局普通の殴り合いになったからね! あーあー、なんやこれ、なんやこれって。普通に腹殴ったりしてたから。ただ俺がおもろかったのは、ちゃんと交互やねん」と、2人が順番に殴り合っていたとのこと。そしてスタッフからOKが出た後、2人は微妙な空気のまま「お疲れ様」と言い合い、撮影が終了したという。
『火垂るの墓』などの原作者として知られる野坂氏だが、生前は豪快な人物だったようだ。