そんな粗品は過去、ある吉本芸人にも激怒したことがある。過去、ラジオ番組でダブルヒガシ・大東翔生が明かしたところによると、それは霜降り明星が『M-1』を獲った年に起こった。準々決勝か準決勝の数日前、霜降りの2人が、多くの吉本芸人が集まる楽屋の奥でネタ合わせをしていたという。その際、彼らの近くでコウテイの下田真生が、先輩芸人たちと“肩パン”などをして騒いでいたそう。
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どうやら粗品は、ネタ合わせの邪魔をされるのが特に嫌なようで、挨拶すらしないでほしいと周囲に常々言っているのだとか。そのためネタ合わせ終了後、粗品は下田の所に行き、「おい! お前またしょうもない先輩とうるさくしとったのう!」と声を荒らげたという。その際、下田が「わし、うるさかったですか? ハハッ!」と思わず苦笑いを見せると、粗品は「何笑っとんねんお前!」とさらに激怒。そして、隣にいた大東に対しても「お前もや!」とマジギレし始めたという。
大東は下田たちの隣で着替えていただけだったが、ここで反論しても火に油を注ぐだけだと考え黙っていた。すると、粗品が「俺が今年のM-1に懸けてんのお前も知ってるやろ!? お前もその先輩にな、『お前らうるさいねん! 黙れ』とか言えや!」と言ってきたのだとか。しかし、騒いでいた先輩に“うるさい”などと言えるわけもないので、大東は心の中で「言えるか〜!」と嘆いたという。
漫才だけでなくバラエティ番組の企画でも、一切の妥協を許さない粗品。だからこそ賞レースを席巻し、今の活躍があるのかもしれない。