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『せっかくグルメ』に地元民から「長野県人は騙されないぞ」の声 軽井沢グルメ、リサーチ不足の指摘

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バナナマン・日村勇紀

 7月18日に放送された『バナナマンのせっかくグルメ!!』(TBS系)の放送内容を「リサーチ不足では?」と非難する声が上がっている。

 問題視されているのは、番組のメイン企画のひとつ「夏特別企画!せっかくテイクアウトグルメ」というコーナー。バナナマンの日村勇紀が、有名な避暑地である長野県軽井沢町に向かい、軽井沢でしか食べられない名物をテイクアウトした。

 番組では地元の人が集まるという自然公園に日村と中継がつながる「日村ロボ」を設置し、取材することに。

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 しかし、この日はちょうど観光シーズンと重なっていたのか他県からの観光客が多く、地元の人だけではなく観光客からもおすすめのテイクアウトメニューを聞き出した。

 だが、この判断が長野県の視聴者たちの間で物議を醸すことになる。

 前半に放送された「アトリエ・ド・フロマージュ」というチーズ店は軽井沢の近く、東御市に本店がある店舗。ただ、番組後半に紹介された「軽井沢グルメ」はどれも頭をひねらざるを得ないものばかりだった。

 後半に放送された、「沢村」というパン屋は東京にも支店がある超有名店。続けて紹介された「腸詰屋」というハム・ソーセージ店は軽井沢ではなく群馬県に本店があるお店。最後に紹介された「明治亭」というソースカツ丼が名物の店は、本店が軽井沢から遠く離れた長野県駒ヶ根市に本店があり、「軽井沢グルメ」とくくるには少々乱暴なものばかりであった。

 特にソースカツ丼は、駒ヶ根市をはじめとする南信地方全体の名物グルメでもある。ネットでは「全然、軽井沢グルメじゃない」「他県の人は騙せるかもだけど長野県人は騙されないぞ」「どれもガイドブックに載ってるチェーン店ばかり」「ちゃんと取材してほしい」といった声が相次いでいた。

 もちろん、どの店も人気店で「軽井沢で食べられる」お店であることは変わらない。ただ地元民からすれば、「もっと他のところを紹介してほしい」という気持ちだったに違いない。

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