数か月前に別れた5つ年上の元カレのお話です。彼はルックスがよく、見た目は筋肉質でイカツイ系なのですが、2人きりになるととても甘えん坊でした。そのギャップが可愛く、私も2人の時は甘やかしていました。
>>行為をSNSで実況する彼氏~本当にあった怖い彼氏~<<
付き合ってしばらくすると、彼が少しずつ本性を現してきました。それはほとんどが行為の際のことです。初めは至ってノーマルプレイでしたが、数か月もすると彼はアダルトなおもちゃやロープ、目隠しなど、様々なものを用意するようになりました。そして、それを自分に使ってほしいと言うのです。彼はいわゆるマゾ男でした。一方、私も少し変わった行為が好きだったので、その状況をノリノリで楽しんでいました。
少し困っていたのは、彼のドMが度を越えていることでした。いじめられたい願望が強く、交際半年が経つ頃には、普段の生活でも私に「いじめてほしい」と要求するようになったのです。トイレに行きたいといっても行かせないで欲しい、とか、悪いことをしたら踏んでお仕置きして欲しい、など、要求は次第にエスカレートしていきました。
さすがにそこまではできないと思い断ると、なんと「それなら別れてほしい」と言われたのです。付き合って8か月ほどは経っていたし、まさかそんなことでフラれるとは思っていなかったので驚き、彼に話を聞きました。すると、彼は「今までドSな人としか付き合ったことがない。そういう人を掲示板で探して交際していた。」と打ち明けたのです。今回は、私の顔があまりにもタイプだったので、Sかどうかよりも付き合いたかったとのこと。結局、いじめてくれないなら別れてほしいと頭を下げられ、彼とはお別れしました。私はぶっ飛んだ別れの理由にしばらく呆然とし、彼のマゾ具合に恐怖すら感じましたが、そういう人もいるのだと学んだ体験でした。
写真・Justin Seabrook-Rocha