WWE王者ボビー・ラシュリー(with MVP)が、PPV「マネー・イン・ザ・バンク(MITB)」の防衛戦を前に対戦したエグゼビア・ウッズ(with コフィ・キングストン)にピンフォール負けを喫し、先週のタッグ戦に続いてニュー・デイを相手に2連敗した。ラシュリーとウッズがオープニングのノンタイトル戦で激突すると、ラシュリーがウッズを鉄製ステップに叩きつければ、ウッズもスーパーキックやDDT、トペ・コンヒーロを繰り出して激しい攻防を展開。終盤には王者ラシュリーがポスト強打からのスピアーでウッズを沈めて止めを狙うも、ウッズが不意を付いたスモール・パッケージ・ホールドでラシュリーを丸め込んで3カウント。王者ラシュリーが、PPV防衛戦を前に不覚にもウッズにピンフォール負けを喫した。先週のタッグ戦に続いてニュー・デイに2週連続の敗戦を喫したラシュリーは、MVPと美女軍団が集まるエンディングのVIPラウンジに姿を現すと、「俺はウッズに負けたんだぞ!美女とシャンパンパーティみたいな馬鹿げたことはやめる」と言ってラウンジのテーブルやソファを破壊。続けてラシュリーは「俺は王者としてMITBを去る。コフィを打ち砕いてやる!」と決意を新たに王座防衛を宣言し、勝ち誇っている。
また昨年に引き続き、女子MITBラダー戦2連覇を狙う“女帝”アスカが、PPV「マネー・イン・ザ・バンク(MITB)」を前にフェイタル4ウェイ戦でニッキー・アッシュ、アレクサ・ブリス、ナオミと対戦すると、ニッキーの執念の丸め込みで3カウントを奪われるハプニングが発生した。アスカは「ワシが勝つところ見せたるわい!2度目のMITB権利書を手に入れるぞ」とPPVを見据えて4ウェイ戦に挑むと、アレクサにスピンキック、ニッキーにはナオミとのダブル・ドロップキックを放って攻め込んだ。試合途中には、アレクサが現れたエヴァ・マリー&ドゥドロップを威嚇すると、ドゥドロップにバリケード外に投げ飛ばされてそのまま姿を消してしまう。その後も残った3人が激しい攻防を展開すると、終盤にはアスカがナオミにアーム・バーやダブル・ニーでダメージを与え、ニッキーにはアスカロックを狙ったが、最後はニッキーに再三にわたる執念の丸め込みで3カウントを奪取された。格上のアスカが前哨戦を落としたのはまさに不覚だ。アスカ、ニッキー、アレクサ、ナオミが出場する女子MITBラダー戦が行われる次回PPV「マネー・イン・ザ・バンク」は、日本時間7月19日に世界配信されることが決定しており、最後の前哨戦を落としたアスカが当日切り替えられるのか注目だ。
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