シンガポールの裁判所は、勤務中にハダカ姿で現れる同僚男性に腹を立て、料理用の木製ハンマーで男性の顔面を殴るなど暴行した男に対し、有罪判決を言い渡したと、海外ニュースサイト『Channel News Asia』『Todayonline』などが7月6日までに報じた。
記事によると、ミャンマー出身の35歳男は、シンガポール北部リムチューカン付近の海に設置されている養魚場に勤務。数か月前から男は、男の同僚で38歳の男性Aにイライラさせらていた。Aが仕事中に服を着ずに、ハダカで職場をウロウロすることが度々あったからだ。男はその都度、「ハダカで歩き回らないように」とAに注意したそうだ。
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4月9日に事件は起こった。同日午後6時頃、男は調理場で料理をしていたそうだ。そこに、シャワーを浴び終わったAがまたも何も身に着けずに、ハダカでのまま、男の前に現れた。Aはやかんでお湯を沸かしており、火を止めにやってきたところであった。男は怒り心頭、Aを怒鳴りつけたそうだ。その後、男はお酒を瓶の半分ほど飲んで、酒に酔った状態になった。
男は倉庫から料理用の木製ハンマーを持ち出して、携帯電話で話をしていたAを襲撃。男はAの額付近をハンマーで繰り返し殴ったそうだ。Aは顔からひどく出血、その場に倒れこんだという。Aは勤務先のオーナーに助けを求め、病院に搬送された。Aは額に6cmほどの裂傷、鼻の骨を折る重傷を負った。Aは3日入院後、無事に退院したと伝えられている。
警察にはオーナーが通報した様子。事件発生の翌日、警察は男の身柄を拘束、暴行罪など複数の容疑で男を起訴したという。警察は男の認否を明らかにしていない。7月6日に開かれた裁判では、禁固刑1年1か月の有罪判決が男に言い渡されたという。
このニュースが世界に広がると、ネット上では「これは男が男にしたセクハラ。殴りたくなる気持ちはわかる」「同僚のハダカなんて見たくない。注意しても是正されないなら、殴ってしまうかも」「ハダカ動画の証拠を残して、逆に男性を訴えればよかった。殴ってしまえば負け」「男はヤケ酒を飲んだな。酔ったせいで理性が失われた。これは酒の失敗」「加害者に同情するが、やはり暴力は良くない」「これは、Aが男を誘ってたのでは?」など様々な声が上がった。
仕事の場でハダカになるなど、モラルにも礼儀にも欠けるだろう。不適切と言わざるを得ないが、相手が態度を改めないからと言って、暴行を加えて良いはずがない。
記事内の引用について
Fish farm worker jailed for striking colleague with mallet because he walked around naked(Channel News Asia)より
https://www.channelnewsasia.com/news/singapore/fish-farm-worker-jailed-colleague-mallet-naked-court-15164142
13 months’ jail for fish farm worker who struck colleague with mallet for walking around nude
(Todayonline)より
https://www.todayonline.com/singapore/13-months-jail-fish-farm-worker-who-struck-colleague-mallet-walking-around-nude