現役時代にNPBでは西武(2004-2011)、ロッテ(2013-2014)に所属した42歳の佐藤氏と、今季途中までロッテ一筋(2010-2021)でプレーしていた35歳の清田。両名は2010~2011年は敵同士、2013~2014年は味方同士として共にパ・リーグでプレーしている。
>>ロッテ、3日連続の補強はトラブルの副産物? 元中日助っ人の加入に清田の影響が囁かれるワケは<<
清田は度重なる不倫など球団ルールに反した行動をとっていたとして、5月23日にロッテを契約解除に。その後の動向は伝えられていなかったが、今回『トラバース』のチャンネルは清田と佐藤氏が6月某日に自社球場で練習を行った動画を投稿した。
動画内で佐藤氏は清田が「野球をまだまだやりたい」という気持ちを持っていたことから合同練習が実現したと説明。一方、清田はカメラに向かって言葉を発することはなかったものの、時折笑顔を浮かべながらキャッチボールやティーバッティングといった練習に取り組んでいた。
清田との練習終了後、佐藤氏は場所や理由については触れずに「(清田は)人目につかないように基本夜に練習してるらしいんですよ。走ってまず素振りして(その後)壁当て(という流れで)」と明かし、「今日最後、清田に『また野球やろうぜ』と言って別れたので、また一緒に野球やりたいと思います」と、今後の練習も示唆した。
今回の動画を受け、ネット上には「いわくつきの清田によく手を差し伸べようと思ったな」、「清田の動向はちょっと気にはなってたけど、まさかGGが手助けするとは」、「退団後も練習してるってことは、どこかのチームでの復帰を狙ってるのか?」、「GGは後輩の面倒見はいい方だし、清田に対しても純粋に『立ち直るきっかけを与えたい』と思ったのかな」といった反応が多数寄せられている。
一方、「GGの意向か会社の意向か知らないけど、今の清田を呼んだのには何か裏がありそうな気がする」、「清田は良くも悪くも話題性は抜群だから、表向きは手助けということにして利用しようとしてるんだろうな」、「GGや会社は再生数稼ぎのエサとしてしか見てないのでは」と冷ややかなコメントも複数見受けられた。
「今回の動画を投稿した『トラバース』の公式ユーチューブチャンネルは2013年10月に開設され、今年1月から主に佐藤氏が出演する動画を本格的に投稿し始めたチャンネル。再生回数は2015年4月の自社CM動画の約2万7000回再生が最多でしたが、今回の動画は18日午後3時時点で約7万3000回再生と過去最高の反響を呼んでいます。こうした背景もあってか、今回清田を呼んだのは本人のためではなく集客、売名目的なのではないかと勘繰っているファンは少なくないようです。ただ、同チャンネルではこれまでに佐藤氏が西武・ロッテ時代の後輩・涌井秀章(現楽天)の登板試合を応援する動画や、西武時代の後輩・米野智人氏がメットライフドーム内に構える飲食店を宣伝する動画も投稿されているため、今回清田を登場させたのも先輩として手助けしたいという一心で他意はないのではという見方もあります」(野球ライター)
『トラバース』は軟式野球部を保有しており、佐藤氏を筆頭にNPBや独立リーグでプレーした経験を持つ選手が複数在籍している。そのため、一部からは「今回の動画を足掛かりに、ゆくゆくは清田を招き入れるつもりなのでは」との声も挙がっている。
文 / 柴田雅人
記事内の引用について
『トラバース』の公式ユーチューブチャンネルより
https://www.youtube.com/channel/UCRJGUT6ElTd429aEHvELO3Q