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日本ハム助っ人に「真剣に取り組んだ方がいい」球界OBが苦言 進歩の無い投球術に「NPB舐めてるのか」ファンも怒り

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画像はイメージです

 野球解説者の岩本勉氏が14日、自身の公式ユーチューブチャンネルに動画を投稿。日本ハムの助っ人投手・バーヘイゲンの投球術に苦言を呈した。

 今回の動画で岩本氏は、11~13日に行われた日本ハム対DeNAの3連戦をテーマにトーク。同カードは日本ハムが「1勝2敗」でDeNAに負け越したが、岩本氏は複数選手の名を挙げながら良かった点、悪かった点をそれぞれ語った。

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 その中で、岩本氏は13日の試合に先発し負け投手となったバーヘイゲンに対し「クイックモーションに真剣に取り組んだ方がいい。『俺はそんなの気にしない。打者を抑えたらいいんだろ』って(思ってるかもしれないが)、そんなにレベル低くないよ日本のプロ野球は」と発言。バーヘイゲンはこの日2盗塁、今季通算では9盗塁を許しているが、進塁リスクを下げるためにクイックを改善すべきではと苦言を呈した。

 岩本氏は続けて、「牽制するなり、目で(走者を)抑えるなりしないと捕手はたまったもんじゃないって」とコメント。一般的に盗塁は投手のクイック、捕手の送球が両立していないと刺すのは難しくなるとされているが、岩本氏はバーヘイゲンのクイックには捕手も手を焼いているのではと推測した。

 「クイックにはコツがあるから。重心をトーンと落とすんですよ。足を速く動かすクイックじゃなくて、重心を落とせば勝手に軸足に(体重が)乗ってるから」と、重心を落として投球体勢に入ることで投げるまでの時間は短縮できるという岩本氏。「(直接)教えたいくらいやけど、それは投手コーチがやってくれると思う」と、コーチ陣がうまく指導してくれることを願った。

 今回の動画を受け、ネット上には「言われてみると相手走者に結構走られてるイメージはある」、「去年も相当盗塁されてたからコーチ陣はいい加減に何とかしろよ」、「打者を抑えればいいと強引に行き過ぎて、逆に痛打食らってる傾向もあるからタチが悪い」、「もしかして未だにNPBを舐めてるのか? だから今シーズンの成績サッパリなんだよ」といった反応が多数寄せられている。

 「バーヘイゲンは今季の許盗塁が9個となっていますが、昨季もパ・リーグワーストとなる33許盗塁を記録。また、今季は走者を無視して打者を抑えればいいと力み過ぎているのか、走者を背負っている状況での被打率(昨季は.241、今季は.377)も大幅に悪化しています。昨季から改善の兆しが見られないことが岩本氏、そしてファンがバーヘイゲンやコーチ陣の指導に不満を抱いている最大の要因なのではないでしょうか」(野球ライター)

 今季は「8登板・1勝5敗・防御率6.17」と1勝しか挙げられていないバーヘイゲン。ここから成績を上げられるかは、出塁を許した走者にどれだけ気を配れるかにも左右されるのかもしれない。

文 / 柴田雅人

記事内の引用について
岩本勉氏の公式ユーチューブチャンネルより
https://www.youtube.com/channel/UC7CeOxGzcmmxbf_Oacxf7sg

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