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『イチケイのカラス』、最後まで『HERO』にそっくり?「既視感しかない」他ドラマとの類似点指摘の声も

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竹野内豊

 月9ドラマ『イチケイのカラス』(フジテレビ系)の最終回が14日に放送され、平均視聴率が13.9%(ビデオリサーチ調べ、関東地区、以下同)だったことが各社で報じられている。第10話の12.7%からは1.2ポイントのアップとなり、自己最高視聴率タイを記録。全話平均視聴率は12.5%となった。

 最終回は、もうすぐ地裁の裁判官の任期が10年を迎えるみちお(竹野内豊)は、日高(草刈民代)に呼び出され、「地裁の裁判官の任期は10年。任期満了後にはほとんどが再任される。問題のある裁判官以外は」と告げられる、というストーリーが描かれた。

※以下、ネタバレ含む。

 最終回で扱われたのは、日本最大級の大規模商業施設建設を巡る事件。現場で崩落事故が起こり、現場責任者が死亡する事件が起きたが、事件の背景には違法労働があったのではないかとするものだった。しかし、商業施設建設のプロジェクトリーダーは二世議員の安斎高臣(佐々木蔵之介)。イチケイは違法労働を隠そうとする国を相手に戦うことになり――という展開が描かれた。

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 「最終的には違法労働があったことを証明したイチケイでしたが、好き勝手やっていたみちおはクビに。しかし、坂間(黒木華)らイチケイのメンバーや検察の城島(升毅)らの訴えにより、クビは回避され、地方に飛ばされるだけで済むとうラストになりました。しかし、実はこの結末、2001年放送のドラマ『HERO』(同)第1期と全く同じ。『イチケイ』と言えば、設定が『HERO』に酷似していると初回から物議に。主人公の破天荒さや大胆さ、中卒という経歴が一緒かつ双方とも法廷モノだったため、疑問視するドラマファンが多くいました。そんな中、最後の最後まで『HERO』と同じだったことに、ネットからは『HEROのバッタもんみたいな演出』『最初から最後までHEROじゃん』『既視感しかない』という苦言が集まっていました」(ドラマライター)

 また、今回扱われた“違法労働”についても、ドラマファンからは2018年のドラマ『アンナチュラル』(TBS系)第4話の流れと全く一緒だったという指摘が噴出。「あったことをなかったことにされた」という作中のキーワードまで同じで、視聴者からは「全部の要素が寄せ集め」「人気ドラマいろんなところからパクってる」との厳しい声もあった。

 ファンからは続編も期待されているが、果たして制作されることはあるのだろうか。

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