この日、放送された企画は、日本全国の池や堀などに生息する外来種の生物や、人間に危害を加える凶暴な生物を捕獲して料理するというもの。
今回捕獲するのは、佐賀県の佐賀城跡に数十年前から生息する、アメリカ原産の外来生物ミシシッピアカミミガメで、ミシシッピアカミミガメは数十年前から佐賀城跡の堀に生息し、蓮や魚などを食べつくしてしまっているという。
TOKIOの城島茂、SixTONESの森本慎太郎の2人は、ミシシッピアカミミガメをホームセンターで集めた材料で自作の罠を使い捕獲。捕まえた亀は佐賀県内の腕利きシェフの手により絶品料理として美味しく振舞われる、という展開になった。
だが、その一方、放送内容に難色を示す視聴者の声も多くあったという。
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ミシシッピアカミミガメは別名を「ミドリガメ」といい、昭和時代からペットとして人気の高い亀である。そのため、ネットでは「ミドリガメを捕獲して食べる」という内容に、実際にペットとして亀を飼っている一部視聴者達の間で「ミドリガメを捕まえて食べるなんて可哀そうで見てられない」「ミドリガメファンとして今回の放送は複雑」「可哀そうになってしまいチャンネルを変えてしまった」「残酷すぎる」という声が続出していた。
実際にミドリガメを飼っている視聴者としては、終始出演者達から「厄介者」と呼ばれ、レストランに運び込まれ甲羅をノコギリで切られ(実際に切るシーンは放送されず)、手足の肉を「新鮮な食材」として料理用バットに並べられるシーンは、亀を飼っている人たちにはショッキングな内容であり、拒絶反応が出るのは仕方がないと思われる。
もっとも、ミドリガメが外来種として日本の生物多様性を脅かす存在になったのは、無責任に池や堀に亀を放流した人間達であり、ネットでは「人間のせいで罪のない動物が殺されてしまった」「ミドリガメ好きとして、今日の放送は勉強になった」という声も多く、ペットとして亀を飼っている視聴者にとっては非常に考えさせられる内容だったようだ。