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カラスをさばいて食べる関ジャニ横山にメンバードン引き 新番組で見えた体当たり精神

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 「関ジャニ∞クロニクル」(フジテレビ系)は、渋谷すばる、錦戸亮がいたころにスタートした関ジャニ∞の冠レギュラー番組。今年3月まで土曜日午前帯のフジテレビで、Hey! Say! JUMPの「いただきハイジャンプ」、「関ジャニ∞クロニクル」、KinKi Kidsの「KinKi Kidsのブンブブーン」が“タテのライン”で放映されていた。

 しかし、コロナ規制の予兆が見られた4月から、JUMPとKinKiの枠が拡大。5人体制となった関ジャニは月曜日の23時という深い時間に移動して、「関ジャニ∞クロニクルF」となって生まれ変わった。
 関ジャニといえば、多種多彩なイケメンを幅広く包括しているジャニーズ事務所の中でも、下ネタやロケの敷居が低い。同世代の嵐はNGであっても関ジャニならOKという案件が多い。それを体現したのが、4月27日にオンエアされた初回だ。横山裕がカラスの羽をむしり取り、内臓をむき出しにする様子が映し出されたのだ。

 現場に立ち会ったディレクターが、「どこまで放送できるか分かりません」と首をかしげた衝撃映像。滅菌消毒された死んだカラスが目の前に差し出された瞬間、同伴した大倉忠義は離席したが、「ヒルナンデス」(日本テレビ系)のグルメロケで慣れている横山は、臆することなくボディを触り、取り上げて、羽を広げ、接近で直視。スタッフが思わず、「よく触れますね……」と漏らしたほどだ。

 のちにキッチンへ移動。横山がひるむことなくカラスの羽をもぎ取る様子を、しかめっ面で見ていた大倉は、「1回『えっ!?』ってなるって、台本に書いた方がいいって」「『ヒルナンデス』やってるからって、(カラスに驚かないって)結びつかない」「入口入るときも、(横山が普通の口調で)『さあ、カラス食べにきましたけれど』っておかしい」「この異変に気づいてないみんなが、おかしい」とダメ出しのオンパレード。調理に一切加わらなかった。

 内臓処理の工程は、スタジオのセット内に数台置かれたモニターで、メンバーがウォッチング。それぞれの阿鼻叫喚ぶりで、横山vsカラスの死闘がいかに壮絶だったかが想像できる。その次にカメラがとらえたのは、完成した高級食材で完成した「カラスのロティ」。調理工程は大幅カットされたというわけだ。映し出された皿には、胸肉、もも肉、手羽元、砂肝、ハツがワンプレートで並ぶ。1匹のサイズからは想像できないほどの量の少なさ。これで4,800円というから、カラスは本当に高級食材のようだ。

 衝撃シーンが放映された翌週(5月4日)は、「水だけでバラエティをする」と掲げて、丸山が頭上から大量の水をかけられてズブ濡れに……。広い額と薄い頭皮が相まって、メンバーは「ヤバイ!」と連呼。村上信五は、「年輪が出てる」と的を射た言葉を残し、「リアル河童」と名づけた。

 アイドル史上初(と思われる)カラスの下処理から、バラエティの通過点である水浴びまで。この振れ幅こそが、関ジャニ。減員しても衰え知らずなのは、この体当たり精神からくるのだろう。
(伊藤由華)

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