丸川大臣は昨日開いた会見の中で、「大会期間中の医療体制について東京都から、具体的な提示がない」と苦言を呈した。「私の知る限り、東京都が、厳しいコロナの状況の中で開催するためにどのように取り組んでいくのか具体的なことを、私たちにお示しもしていただいておりません」、「また残念ですけれども、感染症の専門家にご相談されているかも明確ではありません」と不満を爆発させたのだ。
だが一方で、小池百合子東京都知事はすでに実務的には詰めていると反論し、「そこは組織委員会の方で決めておりますので、よく聞いていただきたい」と丸川大臣を諌めた。
オリンピック開幕まで3か月を切る中、表面化した国と都の対立。これについて、玉川氏は「国と都のやり取りって国民からすれば、楽屋裏の話ですよね?楽屋裏の話をわざわざ会見で言うという意図は…」と切り出すと、「(国と都で)一体でやらなきゃいけない話でしょ」と内輪もめを批判。
さらに、丸川大臣の“内情”暴露についても、「都と協力してやれていないことを国民に明らかにする意味って何があるんですか?そんなことをしたら、『やっぱりオリンピックなんて本当にできるの?』って話にしかならないんじゃないんですか?」と余計に国民の不安を煽るだけと物申した。
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これに政治ジャーナリストの田崎史郎氏が「今まで水面下で詰めていて投げかけているのに回答がないから公の席で言ったということなんでしょう」と丸川大臣を擁護すると、玉川氏は「都の人の話では実務者レベルではやっているという話ですよね?だから丸川さんが言っていることだけが正しいとは思えない」とやり返し、「だから、そういうのってまさに楽屋裏の話で、そんなものを大臣が表に出すような話なのかと思うんですよ、そもそもね」と内紛を糾弾。
この後も玉川氏は呆れながら、「自分が言いたいことは楽屋裏の話でもこうやって話しちゃうんですかね?何なんだろうと思います。全然よくわからない」「国民にさらに疑念を持たれるようなことをして、うまくやっていくつもりあるんですかね?」と最後まで丸川大臣を責めていた。