ピン芸人日本一を決める『R-1グランプリ』(関西テレビ・フジテレビ共同制作/同系)は、今年度から出場制限が芸歴10年以内に絞られたが「M-1」は現時点では変わらず、コンビ結成歴15年以内となる予定だ。
「M-1」で注目なのがラストイヤー芸人だ。過去大会では「芸歴10年以内」との制限があったが、中川家、ますだおかだ、アンタッチャブル、笑い飯が最後の年に優勝を果たしている。やはり最終年の優勝は大きな感動を呼び起こすと言えるだろう。
今年、2021年度の「M-1」ラストイヤー芸人で、最も注目株と言えるのが和牛だ。長年、決勝の常連組であり、優勝候補ナンバーワンと言われてきた。昨年は不出場で、今後の「M-1撤退」も宣言している。だが、2019年の大会で準優勝し、ラストイヤーとなったかまいたちは当初は出場しないと明言していたが、撤回し出場している。和牛にもそうした動きがあるのか気になるところだ。
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関西の個性派コンビ、金属バットも今年がラストイヤーだ。2019年大会では準々決勝で敗退したが、GyaO!ネタ動画視聴人数で1位となったため、ワイルドカード枠で準決勝進出を果たすなど、しぶとさには定評がある。ひと暴れに期待したいところだ。
チョコプラことチョコレートプラネットもラストイヤーとなる。2018年の準決勝敗退以降は「M-1」出場はない。彼らの芸風は漫才というよりはコントがメインなので、「M-1」とは縁がないのかもしれない。ジャンポケことジャングルポケットも今年ラストイヤーだが、2015年以降は出場がない。可能性は低そうだが、最後に珍しい「トリオ漫才」を見てみたいものだ。
こうして見ると最大の注目株はやはり和牛と言えそうだ。今後「M-1」出場を宣言するか否かに注目が集まる。