NSCは吉本興業の芸人養成所。東京校、大阪校のほかにも、かつては全国の主要都市にも存在した。多くの同期芸人から圧倒的な支持を受け、笑いを取りながらも、くすぶっている芸人が取り上げられた。
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プレゼンターを務めたのは、千原兄弟の千原ジュニア。ジュニアも天才キャラで知られるが、NSC大阪8期の中で群を抜いていたのがチャンス大城だったという。ジュニアは兄のせいじに誘われる形で、15歳でお笑いを始める。学年ならば高校1年にあたるが、大城はさらに一学年下の中学3年生で、誰もがコンビを組みたがっていたという。大城の名前がジュニアから出ると、ダウンタウンの松本人志が失笑していた。さらに、大城は番組ゲストだった野性爆弾のくっきー!らの13期に再入学するが、そこでも笑いのセンスを発揮していたという。これには、ネット上で「大城マジで天才だったんだな」「面白すぎて売れなかったのか」といった声が聞かれた。
さらに、天竺鼠の川原克己も、かまいたちや和牛に埋もれた大阪26期の孤高の天才として取り上げられていた。かまいたちの山内健司は「(変人の)くっきー!さんでもあったシフトチェンジ感がない」と評価。当の川原は、現状への不満を問われると「天ぷらとかお寿司とか食べられているので満足」と謎コメント。川原の挙げる同期の天才芸人は「オール阪神・巨人がすごかった」と終始シュールにボケ続けていた。これには、ネット上で「川原マジでやばいな」「このボケずっと見ていたい」といった声が聞かれた。
このほか、たむらけんじやケンドーコバヤシらが絶賛する「立ち食いうどん・ソバ」なる、超絶マニアックな謎コンビの消息も取り上げられ、細かいリサーチが生きた『水ダウ』らしい神回となったと言えそうだ。