マリエがインスタライブで、2011年に引退した島田紳助氏から枕営業を求められ、その場に居合わせた出川もマリエを守らず、紳助氏に同調したと告発したのだ。これを受け、出川の所属事務所は事実関係を否定するコメントを出した。ただ、同じく同席していたと言われる、やるせなすの事務所が出したコメントと内容が類似しており、ネットでは「口裏合わせ」を指摘する声もある。さらに、マリエがインスタライブならびに『週刊文春』(文藝春秋)および同誌のウェブサイト「文春オンライン」で再反論する泥沼の展開を見せている。
この過程で、独特の立ち位置を示しているのがダウンタウンの松本人志だ。4月11日放送の『ワイドナショー』(フジテレビ系)で騒動にサラリと触れ、翌週の放送では出川の名前も出した。そこでは2週とも、マリエ、出川どちらにも付かないスタンスを示している。松本と紳助氏の関係もあるとは言え、通常は黙殺する流れであろう。そんな松本と出川には特別な関係がある。リアクション芸人としての出川を発掘したのが松本なのだ。
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「出川は、ウッチャンナンチャンの2人と専門学校時代の友人でした。その関係から『ウッチャン・ナンチャン with SHA.LA.LA.』(日本テレビ系)へ出演。当時は、お笑い芸人と言うよりは、役者として自分の顔と名前を売るスタンスであり、劇団SHA.LA.LA.の座長も務めています。ところが、ある日、番組でジェットコースターに乗り、カンペを読む企画に挑戦したところ、出川が本気で怖がるリアクションをゲストに来ていた松本が絶賛。自分の番組にも呼び、以降リアクション芸人としてブレイクしました」(芸能ライター)
こうした関係性があるゆえ、松本は出川とマリエの問題には、クビを突っ込まない静観的なスタンスを取っているのかもしれない。