ある日、紳助氏に呼び出されると、そこには同番組に出演中の出川や、やるせなすがいた。その場で紳助氏から枕営業を求められた。それを出川が「いいじゃん」とその行為を勧めたというのだ。マリエは、テレビで出川を見る度に、その悪夢が蘇ると涙ながらに語った。
出川と言えば、かつては「抱かれたくない男」ナンバーワンだったが、近年では「かわいらしいオジサン」として、多くのCMに出演するなど評価を上げていただけに、マリエの告発に驚いたネットユーザーも多いようだ。
出川は和田アキ子率いる、アッコファミリーの一員でもわかる通り、「大物タレントに取り入り可愛がられる」気質がある。これはネガティブな見方をすれば、「大物に媚びる」とも言える。マリエの告発が真実だとすれば、紳助氏をヨイショする態度はまさにそれだと言えるだろう。
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今から見れば、出川の裏の顔は要所要所で見られた。2019年に『出川哲朗の充電させてもらえませんか?』(テレビ東京系)に出演したオードリーの春日俊彰は、店取材の交渉方法を巡って出川に対し、「俺が交渉したら大丈夫っていう驕りがある」と不満を示してした。図らずも、出川の天狗ぶりの一端が垣間見えた瞬間だ。当初は「出川のキャラだから仕方ない」と扱われていたが、今なら炎上必至だろう。
さらに、出川は若手時代には、2014年に亡くなったやしきたかじんさんを激怒させている。収録中に失言で退場させられた出川がスタジオに戻り、同席した研ナオコからたしなめられるも、たかじんさんをなおも挑発。怒ったたかじんさんが赤ワイン入りのグラスを投げつける場面が、追悼番組で一部流れた。「今だから笑って許せる話」なのかもしれないが、出川の調子に乗る気質が悪い意味で現れていたとも言える。
これまで世間の出川に対する評価は「ウザいけれども憎めない愛されキャラ」という込み入ったものだった。それがマリエの告発で、一気に崩れてしまった感がある。果たして、出川はイメージを回復できるのか気になるところだ。