『逃走中』、『戦闘中』、『モノノケハント』といった人気特番を生み出した同シリーズ。毎回豪華タレントやスポーツ選手、ユーチューバーが出演し、番組で決められたルールにのっとりゲームに挑戦し、生き残れば賞金獲得というのが基本の流れとなっている。
しかし、このところシリーズの悪改変がファンの間で物議を醸しているという。
「最も波紋を広げたのは、3月21日放送の『戦闘中』で賞金がなしになったこと。本番組はドッジボールをベースにしており、この日は前半は個人戦、後半は勝ち残ったプレイヤーらがチームを組み、『忍』と呼ばれる番組側のプレイヤーと対戦。見事プレイヤーチームが忍を打ち負かしましたが、これまで番組から出ていた賞金はなぜか廃止に。また、4月4日放送の『逃走中』では賞金は用意されていたものの、全員が捕まったため、結果賞金はなしの形となっていました」(芸能ライター)
これまでにも『逃走中』で勝者なしで賞金が出なかったことはあったものの、『戦闘中』に引き続いての賞金なし。ネットからは、「経費削減感がにじみ出てる」「面白味がない」「たまたまかもしれないけど、続けての賞金なしはがっかりだな」という声が上がっているという。
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「実はテレビ局もコロナ禍によってかなりの苦境に立たされています。フジテレビでいえば、昨年秋に『バイキング』と『直撃LIVEグッディ!』を合体させ、『グッディ!』出演者の出演料と番組制作費といった経費を削減。さらに、今年3月には『とくダネ!』も終了しましたが、一説にはMCの小倉智昭の莫大な出演料を削減するためとも言われています。そうした波がバラエティにくるのは当然のこと。そもそも出演者にはギャラも支払っているため、それ以上の賞金は必要ないと考えたのかもしれません」(同)
とはいえ、そういった事情は視聴者には関係のないこと。長く続いている人気番組ではあるものの、視聴者の心をつかむなにかが必要なのかもしれない。