なぜこれまで共演はなかったのか。改めてこれまでの流れを追ってみたい。
キンタロー。と言えば、2012年ごろから前田敦子のモノマネを始め、同年末の『とんねるずのみなさんのおかげでした』(フジテレビ系)の人気コーナー「細かすぎて伝わらないモノマネ選手権」で優勝し、知名度を上げた。ただ、そのネタが失礼系の内容であったため、ファンを中心に「バカにしすぎ」と酷評が相次いだ。
2013年1月には、映画の公開イベントにキンタロー。がAKBの格好で出演し、本人にも見てもらいたいと前田にラブコールを送った。同年3月には、前田がキンタロー。のネタに「嬉しい」とコメントする場面も見られた。それでも共演がなかったのは、やはり周囲、特に事務所周辺が止めていたのかもしれない。
>>『水ダウ』のお笑い賞レース企画、キンタロー。のネタに絶賛も心配?「目をつけられるぞ…」の声も<<
さらに、キンタロー。はAKB自体とは早い段階で共演している。13年1月の「AKB48 リクエストアワーセットリストベスト100 2013」のイベントに出演し、大島優子らから公認を得ている。この時点で前田は卒業しているのでAKBにはいない。
AKBを卒業し女優として活動を始めた前田に対し、「AKBの前田敦子」をネタにするキンタロー。はそもそもキャラが違うため、共演がなく、すれ違って来たとも言えそうだ。
さらに現在、前田は2018年に結婚した俳優の勝地涼と別居状態にあり、離婚協議に入ったと伝えられている。ネット上では「仕事を広げようとしている?」「今まで共演しなかったんだから、ここで解禁しなくても……」といった声が聞かれた。このほか、前田自身が2021年1月からはフリーで活動しているため、「事務所独立したから大変なんだろうな」「仕事を選べない?」といった声もある。
離婚報道と事務所独立の2つの事情が、これまでなかったキンタロー。との共演を実現させたとも言えそうだ。