小池都知事の行動を巡っては、黒岩祐治神奈川県知事が緊急事態宣言の再延長に関して、小池都知事に自身は「もう少し数字を見たい」と説明したものの、埼玉県と千葉県の知事には黒岩知事も延長に賛成していると勝手に伝えられていたと裏側を暴露し、話題となっている。小池都知事は、首都圏1都3県の知事の意思疎通を図るために、意図的にウソをついたことになる。その暴走を黒岩知事がたしなめた形だ。
舛添氏はこの事実を受け、「緊急事態宣言再延長の裏には、『他の知事は賛成だ』と3県の知事を騙して主導権を握ろうとした小池都知事の策謀があったと、黒岩知事が暴露した。菅首相はその手を封じたのだ。権力追求を都民の命よりも優先させる彼女のコロナ対策は失敗の連続」と舌鋒鋭く批判した。
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これには、ネット上で「これは(小池都知事が)辞職ものだ」「権力握るためには何でもする。それが、権力亡者」といった共感の声がある一方で、「あなたも政治資金の公私混同という都民を騙す行為をしましたね」「オメエの都政も失敗だったな」といった批判的な声も集まり、賛否両論といった形になっている。「YouTubeで黒岩知事呼んで対談したら?」といった提案も見られた。
舛添氏は、都知事を辞職しているため、小池都知事に批判的な言葉を向けたとしても「お前が言うことか」といった批判を集めてしまうのは、ある意味では仕方のないことなのかもしれない。
ただ、行政や政治、さらには権力の内部を知り尽くす舛添氏の批判のフレーズが具体性を帯びているのも確かであろう。今後も、引き続き発言に注目して行きたいところだ。
記事内の引用について
舛添要一氏のツイッターより https://twitter.com/MasuzoeYoichi/