井上は昨年12月末に感染。軽症と判断され、自宅療養を経て現在は活動を再開している。
番組では、井上が出演したVTRが放送に。その中で、井上は保健所から「入院を希望されますか?」と聞かれたといい、「どうなんでしょう。このくらいの症状なんですけど、どうしたらいいですか?」と質問したところ、「じゃあ一度様子を見ましょうか」と保健所の判断で自宅療養になったことを報告。「コロナというすごい病気にかかってるのに、最初に病院に行ってから後は保健所の電話だけで本当に孤独なんですよ」と訴えた。
また、スタジオでのトークでも、井上は「2択なんですよ。自宅か、入院か。希望するリストに載せるか」と医師の診療を受けるという選択肢がなかったと指摘。保健所の対応に対し、「忙しいんでしょうけど、事務的なお話しかないんですよね」と苦言を呈した。
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さらに保健所に対し、「入院じゃなく、受診をしたい」と話したところ、「オンライン診察ができる病院を自分で探してくれ」と言われたとのこと。当時、年末年始で多くの病院が開いていなかったといい、井上は「病院は自分で探すのかっていうことにすごく疑問で。その2日後ぐらいに、もう一度、再三言って、粘って、やっと探してくれたんですよ」と結局は探してもらえたと明かした。
しかし、この対応について、「本当に粘らないとやってもらえない。だいぶしつこく言わないと」と再び苦言。「だから、大変なのはわかるけど、こっちもそんなに言わなきゃ聞いてくれないの? っていう、歯がゆいっていうか、も、い、怒りもちょっとありましたよ」と保健所の対応を批判していた。
だが、井上と言えば、活動再開後の1月27日に出演した『モーニングショー』(テレビ朝日系)で、感染対策をしながらも休日に映画館に行ったりなどをしていたことを告白。それだけに、この発言に視聴者からは「2日も保健所に粘る労力があるなら病院探して」「保健所の状況も分かってないクレーマーに聞こえる」「感染が悪ではないけど、完全に気をつけていたわけでもない人が保健所に文句言うのはどうなんだ」という疑問の声が集まることに。
また、医療従事者を名乗るネットユーザーからは「医療現場がひっ迫しているのと同じように、全国の保健師も身を削って働いてる」「医師の診察も感染リスクがあるので普通やってない」「聞けば聞くほど怒りが湧く」という声も上がっていた。
身を粉にして働いている保健所職員への不満に、多くの人が疑問を抱いたようだ。