今回番組では元ソフトバンクで現在はBC・栃木でプレーする川崎宗則氏が巨人キャンプを訪問し、桑田コーチ補佐と対談するVTRを放送。桑田コーチ補佐は「1人でも多くの選手に、『やり切った』って言ってセカンドキャリアに向かっていけるようにしてあげたい」という思いの元、若手指導に日々精を出していることを語った。
話題となっているのは、対談の中で川崎氏から「桑田さんは息子さんもおられるじゃないですか。選手とやっぱり年は近いわけじゃないですか」と話を受けた後の桑田コーチ補佐の発言。長男・桑田真樹氏(28歳/元BC・滋賀他)、次男・Matt(26歳/タレント)と2人の息子がいるが、「(息子たちと)ちょうど同い年の選手もいるので、(内心では)もうMattを見ているようなもの」と、若手選手たちを息子たちと同じような目線で見守っているという。
また、桑田コーチ補佐は「(指導中は)選手を見ながらも『あっ、Mattと同い年だからちょっと言い方を変えようかな』とか(考えることもある)ね」ともコメント。指導中にMattの存在が頭に浮かび、言葉の伝え方を改めたりすることもしばしばあることを明かしていた。
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今回ネット上には「指導する若手とMattら息子を照らし合わせてるのは知らなかった」、「指導中に『この選手はMattと同い年だな…』って考えてる桑田さんは想像したらちょっと面白い」、「頭ごなしに叱らず、息子を諭すように助言するという方法は時代には合ってるかもしれないな」といった反応が多数寄せられている。
「桑田コーチ補佐が引き合いに出したMattはタレントの他にミュージシャンやモデル活動も行うなど、一見するとプロ野球選手の息子とは思えない道を歩んでいる人物。ただ、Matt本人は桑田コーチ補佐から自身の意向を否定されたことはなく、逆に失敗を恐れずやりたいことに打ち込むよう教えられていたとメディアのインタビューなどで過去に明かしています。また、Mattは見た目はマネキンと見紛うようなインパクトがあるものの、素直で礼儀正しい性格のため業界の評判も良いようです。自身の考えを押し付けずに本人に寄り添ってアドバイスを送るという指導法は、何事も自分で納得しないと言うことを聞かないとされる今どきの選手にとっても受け入れやすいかもしれませんね」(野球ライター)
今年1月12日のコーチ補佐就任直後から、指導手腕に多くの注目が集まっている桑田コーチ補佐。芸能界で活躍するMattのようなたくましい選手を育てることはできるだろうか。
文 / 柴田雅人