「彼とは、友だちの開いた飲み会で知り合いました。彼はそこで、コインマジックを披露していました。すごく上手で、みんな驚いていて、盛り上がっていました。その彼と、後日付き合うことになったんですね。
彼はやっぱり手先が器用で、料理や裁縫までこなすんです。普段から優しいし、頼もしいし、理想の彼氏だと思っていたんですが…」
千波さんは、カラダの相性の面でも、悪くないと思っていたそう。ただ、彼の方があまり満足している様子ではなかったという。
>>彼のセコい下心に~女がドン引く瞬間~<<
「ある時、私の方から“何かして欲しいことある?”と聞いてみたんです。すると彼が、1枚のチラシを出してきました。そこには、『緊縛セミナー受講者募集』と書かれていました。“行ったことあるの?”と尋ねると、“何回か”と答えました。彼の手先の器用さは、こういう経験があるからなのだと気付きました。
ショックでした。でも、希望を叶えてあげたいという気持ちもあったんです。そこで、セミナーのホームページを覗いてみたんですね。講習会の模様の写真が掲載されていました。受講者にはモザイクがかけられていましたが、彼の姿はシルエットで分かりました。ただ、彼は縛る方ではありませんでした。彼は裸同然の状態で縛られて、宙につられていました。そっち側なの!? と思いました」
性的嗜好は人それぞれであり、恋人であっても受け入れられないものもある。これに限っては、どちらが悪いということはない。2人で折り合いをつけていくしかないのだろう。
写真・Jeff