問題となっているのは、東京五輪パラリンピック大会組織委員会の森喜朗会長の女性蔑視的発言について取り上げている際の一幕。批判の声はいまだやまず、日本の男女格差問題にまで議論が発展している。
そんな中、番組で坂上は「僕も男です。こういった女性蔑視発言に対して、『とんでもないことを言ってるな』って言うのは簡単です」と前置きし、「ただ、僕らも昭和の人間であって、僕も、自分の中でちゃんと男女平等100%やり切れてるかって言ったら、俺、自信がないよ」と正直な胸の内を吐露した。しかし、「ただ、バランスというか、感覚というのを場面場面のところで『こういう時に気をつけなくちゃいけないのかな』っていう、まだ勉強中みたいな感覚って自分の中にあると思います」と明かした。
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また、話を振られた出演者の野々村は「共働きをされている人がいる中で、家のことをちゃんと分担して家事をするっていうのも、やっと日本もやるようになってきた。僕も、それはちゃんとやらないと円満に上手くいかないと分かってきて」と指摘。女性出演者たちは同意するように頷いていたが、坂上はこれに対し、「あなた、子育てが一番大変な時に炊事洗濯とかやりました?」と突然指摘した。
これに野々村は一瞬黙った後、「炊事洗濯は妻がやるって決めて、僕は……」と説明し始めると、坂上はそれに被せるように「出前取るために電話掛けるの?」と説教。野々村は「何が?」と困惑し、出演していたタレントのアンミカも「各家庭によって……」と助け船を出そうとしたが、坂上は「だから、僕らもまだまだってことですよ!」と強い口調で話していた。
しかし、この坂上の発言に視聴者からは、「自分だって男女平等徹底できてないって言ったばっかりなのに何この説教…」「なんでこんな風に言うのか分からない」「ただの公開いじめ」といった声が集まっていた。
突然始まった坂上の説教。野々村も視聴者も困惑しきりだった。