この日、『笑ってコラえて』は人気企画の「貸しますの旅」が行われ、俳優の千葉雄大が出演。「父親の誕生日プレゼントに手作りの椅子を作ってあげたい」と語る7歳の女の子と共にお父さん用の椅子を作ることになった。
千葉と女の子は3時間という短い時間で、材料の切り出しからペンキ塗り、やすりがけという工程を経て、お父さんの目の前で椅子を作り上げることに。
そして無事に椅子は完成し、二人の手からお父さんに椅子をプレゼントした。ネットでは、女の子のお父さんに対する思いやり、さらに椅子作りを手伝う千葉の真摯な姿に「感動した」「千葉さんの優しさがよく伝わってきた」「とても癒された」といった声が相次ぎ、企画は無事成功した……かに思われたが、しばらくして千葉のある行為が視聴者の間で物議を醸すことになった。
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物議を醸したのは、椅子をお父さんにプレゼントした直後であった。千葉は「僕からもお父さんにプレゼントがありまして……」といって取り出したのは、イギリスの絵本「ピーターラビット」のイラストの描かれたクッションだった。
そして千葉は「ピーターラビットってご存じですか? 実は私、ピーターラビットの声を担当しておりまして……」と切り出し、自身が声優として出演する映画『ピーターラビット2/バーナバスの誘惑』の宣伝を行ったのである。
お父さんは「映画好きなので観ます」と答えていたが、明らかにその表情は苦笑いを浮かべていたようであった。
感動のまま終わるかに思われた企画のラスト。まさかの突然の映画の宣伝に視聴者の多くは思わずズッコケたようで、「ここで宣伝?」「ここまでのVTRで感動してたのに急に白けた感じ」「何このオチ」といった声が相次いでいた。
千葉雄大クラスの人気俳優がバラエティ番組に出る時は、映画やドラマの宣伝含みと相場が決まっているが、椅子作りとピーターラビットを組み合わせるのは、やはり無理があったと思われ、なんとも奇妙な宣伝となってしまった。