昨年は過去に来日した外国人選手の中でも桁違いのメジャーリーガーとして、AJの愛称で来日時にはファンが空港に殺到するなど、多くの期待を寄せられたものの、怪我もあり思うような成績が残せなかったジョーンズは、今年が2年契約の2年目とあって、真価が問われることになる。ジョーンズは「また来日できて本当に嬉しく思います。今年は2年目なので、準備の段階からやるべきことが分かっています。昨年より良いシーズンを過ごさなければいけないし、私はそのための準備をするということだけです。素晴らしい1年に出来るように頑張ります。繰り返しになりますが、また来日できて本当に興奮しています」と再び来日出来たことを喜んでいる様子。昨年はシーズン終盤に帰国。「新型コロナウイルスの影響で、シーズンの遅延を余儀なくされ、その際、何も出来なかったことは楽しいことではありませんでした。しかし、家族と日本で過ごせたことは、ありがたいことでした。日本の野球は確実にアメリカの野球とは異なりますが、同じ野球です。日本の野球の文化を学び、その上で、戦略の違いを楽しむことができました。来年、来日した際には、心身ともに素晴らしいコンディションで、シーズンに臨みたいと思います。初日から全日程が終わる最後の日まで、チームに大いに貢献出来るよう準備します」と話していただけに、1年間フル稼働することが求められるところ。
先日、再契約が発表されたばかりのヒギンスは、昨年は8回の男として活躍したが、今年は昨年クローザーを務めたブランドン・ディクソン投手が先発に再転向した場合は、クローザーの最有力候補だ。ヒギンスは「バファローズに戻って来られたことに非常に嬉しく思いますし、春季キャンプが始まること、コーチ陣やチームメートに再会できることをとても楽しみにしています。今年もまた優勝をめざすチームの一員として、必死に戦います」と今年もフル回転することを誓った。
オリックスでは、既にスティーブン・モヤ外野手が来日しており、ディクソンと2年ぶりにオリックス復帰が決まったステフェン・ロメロ外野手が来日すれば、現時点で契約している外国人選手が全員揃うことになる。2月1日から始まる春季キャンプまでに全員が間に合うのか、残る2選手の来日が待たれる。
(どら増田)