去年お付き合いをしていた年上の彼氏は、出版社に勤務の編集者でした。彼にとって私は初めてできた恋人だったらしく、とっても大切にしてもらいました。また、彼はとても几帳面な性格をしており、付き合って一か月の記念日にサプライズプレゼントで高級レストランを予約してくれたことも。
付き合い始めた頃は、そうした彼の細やかな気配りがとてもうれしく、友達にもことあるごとに彼のことを自慢するくらいに大好きだったんです。
付き合い始めてから三か月ほど経った時、彼が夜遅くに私の家を訪ねてきました。どうしたのかと思ってドアを開けると、そこには大きなバラの花束を持った彼の姿が。でも、今日は誕生日や記念日ではないはず、と思って花束の理由を尋ねてみると、彼は「今日は初めてキスとエッチをしてから三か月目の記念日だから」と言ってにっこりと笑いました。私は一瞬びっくりしたのですが、そういう記念日も大切にしているのかな、と思って家の中に彼を招きました。
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その日はそのままで彼とエッチをすることになったのですが、いつも通り愛撫をされてさぁ挿入、となった時にふとした違和感が。なんと、彼は避妊具をつけずにそのまま挿入をしたんです。私はすぐに、彼にやめてほしいとお願いしました。彼のことは大好きだけど、ナマでの行為をする勇気がなかったんです。ですが、彼は行為を止めてはくれず、むしろ嬉しそうに「今日妊娠したら、初デートから一年の記念日が出産予定日なんだ。玲衣子に赤ちゃんをプレゼントしてあげるね」とニコニコ笑っていました。
その後妊娠もしておらず、彼とも別れてしまいましたが、赤ちゃんまで記念日のプレゼントと言った時の彼の表情は、今思い出しても少しゾッとします。
取材・文 篠塚まちね
写真・nubobo