まず出たのは、山里自身が「ドリーム東西事件」と呼ぶ、例の大スベリ騒動についてだった。ダウンタウンがMCを務める1月1日の『ドリーム東西ネタ合戦2021』(TBS系)にコンビの南海キャンディーズとして出演したが、ネタが空回りし、陣内智則からスベった芸人として名指しされてしまった。陣内は昨年に同番組で「ディアゴスティーニ」ネタがスベったため、ダウンタウンからさらにつまらなかった芸人を問われる番組恒例のくだりが生まれた。
そこで名前が出たのは南キャンであり、番組で山里は「てめえ覚えてろよ」と大きな声で反論。ラジオでも「マジで今日は本当に『永久にともに』の弾き語りから始まろうと思っていた」と話した。コブクロの「永久にともに」は、陣内が女優の藤原紀香との結婚式でピアノの弾き語りを披露した一曲。のちに藤原と離婚するため、陣内にとっては最もイタいネタだ。それほど根に持っているのだろう。
>>南キャン山里、マヂラブ村上のバラエティ活躍を確信?「漫才中にあれやれる勇気」野田の“大物感”も絶賛<<
陣内とダウンタウンのやりとりは恒例だが、南キャンの名前は唐突に出たもの。山里は「実質ウチらが最下位みたいな感じ、正直激ヘコみだよ」と落ち込んでいるとも話していた。これを相方のしずちゃんに話すと、「頑張らないけないと思わせてくれてありがたい」と何とも大人な対応を示し、さらにコンビ結成時以来ぶりに、彼女自分がネタを書いてくるようになったという。「怪我の功名」ではないが、コンビの絆は深まっているようだ。
さらに、この日の放送では、渡辺直美とともに「紅白ウラトークチャンネル」で副音声の実況を務めた「NHK紅白歌合戦」の舞台裏についても。87歳の黒柳徹子について山里は「NiziU(ニジュー)とかのバックグラウンドも全部わかっているんだよ」と「情報の若さ」に感銘を受けたほか、「ヘムヘムヘムみたいな斬新なハミングで一緒に歌って踊る」意外な素顔を語っていた。