駒澤大学が最終10区で逆転を果たして総合優勝となり、大きな話題となった今年の箱根駅伝。往路は創価大学が4回目の出場で異例の初優勝を果たし、復路は往路12位だった青山学院大学が粘りの優勝を見せた。
この日の『ひるおび』では、番組レギュラーの青学・原晋監督を迎え、箱根駅伝特集を放送。しかし、冒頭こそ駒澤大学について取り上げていたものの、特集のほとんどは青学一色という異例の特集に。1区から10区までそれぞれの区間を走った選手とその順位を紹介。さらに主将の神林勇太選手が疲労骨折で欠場になり、往路で厳しい結果となったことを取り上げていた。
また、番組では原監督が疲労骨折した神林選手に「棄権してシードを逃してもアンカーで走らせたい」と言ったものの、神林選手が「僕がいなくても総合優勝するチームだから。後輩たちを走らせてください」とチームを優先したことも紹介。出演者たちは感動したように「く~!」と声を上げる一幕があった。
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その後も神林選手が9区で走っている選手に給水を行ったことや、レース中の原監督の選手への声掛けなどもVTRとともに報道。青学の裏舞台を原監督が熱弁するという特集になっていた。
しかし、あくまで総合優勝は駒澤大学。この特集に視聴者からは「4位の青学がまるで優勝校かのように特集してて笑う」「青学フィーチャーよりも『原監督が解説する駒澤の総合優勝、創価の強さ』を見たかった」「今年の箱根がどれだけドラマチックな展開だったか全然伝わらない」といった呆れ声がネットに集まっていた。
復路こそ優勝したものの、総合優勝校そっちのけでの青学特集に、多くの視聴者が“忖度”を感じてしまったようだ。