問題となっているのは、番組でフェイスシールドについて取り上げていた際の一幕。新型コロナウイルス感染拡大を受け、医療現場で需要が増したフェイスシールドだが、現在医療現場だけでなく、学校の教師や百貨店の従業員、区役所の職員なども付け始めているといい、異業種の企業がフェイスシールド作りに参入しているほか、愛知のパチンコメーカーでは、新生児用のフェイスシールドを開発。大阪の産婦人科では、退院時に一人一枚フェイスシールドを配り、免疫力が弱い新生児の飛沫感染を防ぐことに期待を寄せているとした。
また、政府専門家会議メンバーで日本医師会常任理事の釜萢敏氏も「新たな生活様式を実践する上で『マスク』『フェイスシールド』『消毒液』は欠かせない」と話していたことなども紹介されたが、これについて話を振られた福本氏は「その方が安心っていうのはあるんでしょうけど……」と理解を示しつつも、『新しい生活様式』で誰でも彼でもこれやって街歩いていたら未来の映画、SFか何か観てるみたいでちょっと気持ちが悪いって言ったらいけないんですが、不気味ですよね」と首を傾げた。さらに、「もちろん、医療現場とかお役所の窓口とか、面と面で接する機会が多い方は当然そういうところにたくさんの製品(フェイスシールド)が行けばいいと思うんですけど、例えば走りながら、ジョギングをしながら(フェイスシールドをつける)とか、そういう人が街に溢れるのは怖い気がしますけどね」と発言していた。
しかし、赤ちゃん用のフェイスシールドは日本だけでなく世界中に広がり、多くの子どもの母親の安心を買っていることから、福本氏のこの発言に視聴者からは、「『気持ち悪い』『不気味』って表現はどうなの?」「少しでも感染リスク減らそうっていう関係各位に全く配慮がない」「安全よりも主観による価値観を優先するんだ…」という批判の声が多く寄せられていた。
お笑いタレントのキンタロー。も実際に赤ちゃん用のフェイスシールドを手作りし子どもに着けさせていたこともあり、福本氏の「気持ち悪い」というストレートな発言はバッシングを集めてしまったようだ。