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「ギリギリセーフ」 有馬記念 藤川京子の今日この頃

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藤川京子

 泣いても笑っても有馬記念ですが、厄介なメンバーが揃いました。今年の世相を表すような難解と言うか、どの馬も良さそうに見えます。でも、気持的には角居調教師の最後の有馬記念ですから、奇跡のキセキを応援したい気分でもあります。今回は、どんな走りを見せてくれるか分りませんが、スタートが決まればそのまま逃げ切りをめざすかもしれません。前走は長い直線で逃げ切れませんでしたけれど、中山ならワンチャンスあると思います。

 それと前走のジャパンカップで左回りは厳しいと思ったワールドプレミアが6着の大健闘で、昨年の有馬記念3着の実績を考えれば今年も期待出来そうです。

 人気はクロノジェネシスだと思いますが、中山コースは初めてになるので、そこだけが不安材料となります。思い起こせば、昨年のアーモンドアイも初めての中山で、GI9勝馬が唯一の馬券圏外だった事が頭を過ります。しかも同じ9番枠です。ジンクスですが、少し恐いですが前走より斤量も1kg軽くなって大チャンスでもあります。また、同じく斤量55kgのカレンブーケドールも、同じ牝馬として期待されている1頭ですから、牝馬同士の叩き合いも予想されまます。過去10年では、斤量55kgの馬が9回も馬券に絡んで、2010年と昨年は、3頭とも55kgの馬で決まりました。今回で言えば、1番バビット、4番ラヴズオンリーユー、7番ラッキーライラック、9番クロノジェネシス、10番カレンブーケドール、12番オーソリティ、14番サラキアが当てはまります。殆どの場合は1番人気が馬券に絡みますが、昨年は絡んでいません。

 分りやすいデータだと、菊花賞1着馬が馬券に絡みやすのですが、そのコントレイルが出走しませんので難解となっています。こうなると、前走ジャパンカップ組が濃厚となりますので、今回のメンバーで見れば4着だったカレンブーケドールが最も馬券に絡みやすい筈です。但し、ここ2年は天皇賞(秋)組が馬券に絡み、クロノジェネシスも有力とも言えそうです。

 だが、大穴はバビット。セントライト記念では、サトノフラッグに勝っています。バビットは菊花賞で10着でしたけれど、サトノフラッグは菊花賞3着でした。距離的に3000mは苦しかったようですが、2500mなら前残りの可能性はあると思うし、枠も最内でチャンスかもしれません。一応ですが、斤量は55kgで前走菊花賞組でもあるので、条件的にはギリギリセーフで、私は買ってみようと思います。
 
ワイドBOX 9、10、1
ワイドBOX 13、5、2
ワイドBOX 12、7、6

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