報道によると、新潟はトライアウトに参加した新庄氏のプレーを高く評価し、新庄氏に近い関係者を通じて獲得オファーを出したとのこと。新庄氏は13日に自身の公式インスタグラムを通じて「1%の可能性を信じてやって来たが、今日0%になりただただ悔しいし情けない、身の程を知りました!」とNPBからのオファーがなかったため復帰を断念すると表明しているが、23日までに新潟側に断りの連絡は返ってきていないという。
昨年11月に自身の公式インスタグラムで現役復帰を宣言した新庄氏は当初からNPB復帰を目標としており、今年5月には北海道の独立リーグである『北海道ベースボールリーグ』からのオファーを断ったことが伝えられている。ただ、21日放送の『報道ステーション』(テレビ朝日系)にVTR出演した際には「最終的には野球が好き。(現役・NPB復帰への挑戦は野球を)こんなにも好きだったのかという気持ちにさせてくれた」と、トライアウト後もなお野球への情熱は衰えていない旨を口にしていた。
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今回の獲得オファー報道を受け、ネット上には「成績面、興行面、指導面いずれも大きなメリットをもたらせると思うからオファー受けてほしい」、「BCで結果残してNPBに途中入団っていう道もあるし前向きに検討するは価値ある」、「断りを入れてないってことは本人もまだ迷ってる可能性はあるぞ」、「今の新庄と同じくらいの年齢のローズが活躍した前例もあるし参戦してくれないかなあ」といった反応が多数寄せられている。
「新庄氏にオファーを出した新潟が所属するBCリーグでは2015年に元ロッテ・フランコ(当時56歳)が石川に、元近鉄・ローズ(当時46歳)が富山にそれぞれ加入し、同年はフランコが『.312・0本・16打点・24安打』、ローズも『315・5本・37打点・46安打』と年齢を感じさせない数字をマークしています。新潟も両名の前例を踏まえ、営業面や育成面だけでなく成績面でも『メリットがある』と判断し新庄氏にオファーをかけたのではないでしょうか」(野球ライター)
24日に自身のインスタに「新潟県アルビレックスさん僕は多分48歳なので、すいませんが」と投稿したが、それでもなおネット上のファンの間からはBCリーグ参戦を望む声は多数挙がっている新庄氏。今後の動向も大きな注目を集めそうだ。
文 / 柴田雅人
記事内の引用について
新庄剛志氏の公式インスタグラムより
https://www.instagram.com/shinjo.freedom/