ロト7の最高額が8億円から10億円に引き上げられた2017年以降、12月のロト7の最高10億円は、2018年に1回1口、2019年に2回3口出ている。抽せんされた数字は、2018年の第296回が1、8、10、12、18、28、29、2019年の第346回が11、16、18、23、30、31、35、同年の第349回が4、10、11、15、18,22、34。
プロ野球のエースナンバーとなっている「18」が、3回連続で最高10億円数字として選ばれている。4回連続があるのか否か。神のみぞ知るところではあるが、最高10億円の幸運をもたらした12月のロト7の数字を一つ一つ確認していくと、プロ野球で活躍した往年の選手の背番号が多く出ていることがわかる。
初代「ミスタータイガース」の藤村富美男が付けていた背番号「10」、沢村賞3回の村山実が付けていた背番号「11」、ベストナイン選出9回を誇る守備の名手、吉田義男が付けていた背番号「23」。阪神タイガースに3つしかない永久欠番は、2017年以降に出た12月のロト7の最高10億円数字として選ばれている。
セ・パ両リーグ7球団に延べ14ある永久欠番にあって、12月のロト7最高10億円数字として選ばれてない数字は、東北楽天の「77」・北海道日本ハムの「100」を除けば、「3」と「14」と「24」の3つだけである。
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プロ野球界には、永久欠番の他に偉大な功績を挙げた選手を讃えて、球団が背番号を預かる準永久欠番なるものがある。ロト7の対象となる数字という視点で見ると、ヤクルトの宮本慎也が付けていた背番号「6」(現在は元山飛優が着用)や古田敦也の背番号「27」、阪神の掛布雅之が付けていた背番号「31」(現在はマルテが着用)などである。
コロナ禍で変則シーズンとなった2020年のプロ野球。悲喜こもごもの契約更改となったようだが、スター選手の年俸を遙かに上回る18億円超のキャリーオーバーが発生している今週金曜日のクリスマス・ロト7。多大な功績を残した永久欠番と準永久欠番に、最高10億円の夢を託してみたい。
小岩井弥(こいわい・ひろし)
金融機関、出版社を経て、フリーランスへ。競馬、数字選択式宝くじなど、一攫千金のマネー分野を研究。主な著書に『LOTO6 セット球+枠番消去法W−攻略』、『ロト6 キャリーオーバー4億円の法則』(ともにメタモル出版)、『図解 ロトセグシートでロト6が簡単に当たる本』(笠倉出版)などがある。2019年3月にロト6の2等に当せん。