>><実録! 不倫カップルの顛末>会うのを禁じられた友人に湧き上がる醜い衝動<<
「彼の離婚をひたすら心待ちしていました。でも、私の妊娠が判明したんです。相手は間違いなくT也との子。嬉しさよりも“これからどうなるんだろう…”という不安の方が大きかったです。
話し合いの場で、彼は終始落ち込んでいる様子でした。そして、“申し訳ないが今回は諦めて欲しい”と言われたんです。頭の中が真っ白になりました。彼は“もう少しで離婚が成立する。今が一番大事な時なんだ”と…。せっかく授かった命です。私は泣きながら反対しましたが、彼の意見は最後まで変わりませんでした」
彼に説得され堕胎を決意した美幸さん。手術も彼が付き添い労わってくれた。しかし、その後はだんだんと彼からの連絡が途切れがちになったという。
「会っても上の空で会話が続かなかったり、ドタキャンも増えました。嫌な予感はしていましたが、彼の為に堕胎までしたんです。信じて待つしか無いと思っていました。でも半年後、“妻と再構築することになった”と伝えられました。後で彼の友達経由で知ったんですが、奥さんとの不仲も別居も嘘だったんです。彼の父親だと紹介された男性も、飲み屋で知り合った赤の他人でした。私とは遊びだったんです。彼を訴えて奥さんに全てを暴露してやりたい気持ちは今もあります。でも、既婚者と知って付き合っていたので、慰謝料を請求されるのも怖くて…結局泣き寝入りです」
体も心も深く傷つく結果になった美幸さん。今も後悔の気持ちに押しつぶされそうな日々を送っているとのこと。美幸さんは「あれから恋愛が怖くて…もう誰とも付き合えないかも知れません」と悲しそうに語った。
取材・文/恋愛ジャーナリスト・下島ゆみ
写真/anne beaumont