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優勝賞金500万円を懸け、12月27日開始の予選を経て来春決勝が行われる本大会。冒頭登壇したレイザーラモンRGは、本大会からのレギュレーションの変更を説明。まず、同大会のロゴがひらがな表記からカタカナ表記に変わったこと、今回とある有名ミュージシャンに音楽プロデュースを依頼していること(後日詳細発表)、R-1専属ライターとして今年、おいでやす小田が起用されること、ルールチェンジとして参加資格が芸歴10年以内となったことが明かされた。
この参加資格変更で、これまで常連だった出場者の一部は出場できないことになり、発表と同時に会場では大きなどよめきが起こった。RGはスティーブ・ジョブスのモノマネでこのレギュレーション変更を発表したが、どよめく会場をよそに、「アメイジング!BKB、ゲットアウトヒア!」とバイク川崎バイクらを暗に煽って会場の笑いを誘った。
マヂカルラブリーの野田も「戦い方もこれで変わる」とこのレギュレーション変更に興味津々。だが、登壇した芸人らの闘志は揺らぐことはないようで、30キロダイエットに成功して話題のゆりやんは「R−1史上類を見ないネタを用意しています。期待していてください!」と意気込み。上沼恵美子のモノマネで人気の天才ピアニストのますみも「新しいモノマネで出るかもしれません」と話して会場をざわつかせた。紺野ぶるまも「10年間、ずっとこの大会のことばかりを考えていました」と述べ、「今日は楽屋で、皆さんの水に毒を仕込んでおきました!」と闘志むき出しの発言。
この日、優勝トロフィー返還式も壇上で行った野田は前回の大会を振り返り、「僕としてはファイナリストになるだけで十分だったんです。得点が積まれていく時は正直震えました。このまま粗品を芸人として超えていくんじゃないかって」と優勝決定の瞬間を回顧。優勝賞金に関しては「賞金は3年分の生活費になる。細かく使っていこうって」とまだ使い切っていないことも明かし、登壇者らを驚かせていた。
(取材・文:名鹿祥史)