この中で最初にブレークを果たし、飛び抜けたのはハライチだろう。ほかの芸人がまったく売れずにコンビ解散などを繰り返し、くすぶっている時代の話をすると、ハライチの岩井勇気が「みんなが青春やってる間、俺たち現場立ってる」と毒舌を全開させた。アインシュタインの稲田は、岩井が2009年の『M-1』で「笑い飯さん優勝でしょう」と話した印象を、「テレビに慣れてる」と感じたようだ。岩井は「あの発言は滅茶苦茶怒られました」と振り返りつつ、「テレビスタッフって終わってんだな。よく言ったな、あん時の俺」とこれまた毒舌を忘れなかった。ネット上では「岩井強いわ」「この番組じゃ澤部より目立ってるから好き」といった声が聞かれた。
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さらに、ハライチに続くようにチョコレートプラネットがブレークしたが、これにはすゑひろがりずが、とばっちりを受けた。
チョコプラは長田庄平の狂言師・和泉元彌の「そろりそろり」のモノマネがブレークのきっかけと一つとなった。すゑひろがりずも同時期に、すでに和風ネタを始めており、南條庄助は「アレ(長田のネタ)をやってんの?二人とも長田やってんの?」とパクリ疑惑が生じ、受けが悪くなっていったという。「先輩から『長田とかぶってる』と言え」と求められ、プライドを殺して実際にその話をして、三島達矢が「どんだけ〜」と松尾駿のIKKO風ネタをかぶせた。さらに、長田を紹介するテレビ番組の企画で、ゲストが和泉元彌、前説がすゑひろがりずと「4着物」が揃ったことも。これには、ネット上で「このネタかぶりがきつい」「笑いに出来ているのが良いね」といった声が聞かれた。
同期芸人ならではの、知られざるエピソードが次々と飛び出す放送となった。