芥川賞作家・綿矢りささんの原作を映画化。のんと林遣都が初共演し、おひとりさま生活を満喫する女性と年下男子の不器用な恋の行方を描いた作品。
>>のん「ここに一生いたい」 女優業は自分にとっての「生きる術」、主演作が東京国際映画祭『観客賞』に<<
各スポーツ紙によると、のんは、「観客のみなさんからいただいた賞でうれしく思います。久しぶりの主演映画で、この作品に参加できて、本当に喜びでいっぱいです。この賞を大切に受け止めたいです」と喜びをかみしめたという。
「今年はコロナの影響で規模を縮小し、コンペ部門をなくし唯一のタイトルが『観客賞』。邦画が圧倒的に有利で、ライバル作品も多かったが、のんの好演が観客の支持を受けた」(映画ライター)
のんの長編商業映画の主演は、芸名が「能年玲奈」時代の14年に公開された「海月姫」以来6年ぶり。喜びもひとしおだったはずだ。
「前事務所との契約をめぐるバトルの影響で、テレビ各局のみならず、映画関係者もあまり起用したがらなかった。そんな中、今作は実力が高く評価されている大九監督の作品に呼ばれ、思いっきり実力を発揮できたようだ」(芸能記者)
それでも、昨年、のんと独占的にマネジメント契約を結んでいる事務所の代表へのインタビューが一部メデイアに掲載された。それによると、約20社ものCMに出演し、ほとんどスケジュールはいっぱい。一方で、テレビドラマの出演オファーはとても多くきているが、何週間か経つと発注側から「なかったことにしてほしい」と立ち消えになる状態だったことが明かされた。
「のんの前事務所には看板女優の新垣結衣がいる。地上波の各局は新垣を起用できなくなるリスクと、のんを天秤にかけて、のんの起用を見送っているのが現状」(テレビ局関係者)
今後は映画とCMが主戦場になりそうだ。