独立・移籍した芸能人の活動を前の事務所が妨害したり、事務所が一方的に著しく低い報酬での取引を強要したりするケースを挙げ、公取委は関係者に周知し、取引の適正化を図る。
「7月には公取委がジャニーズ事務所に対し、元SMAP3人の民放各局への出演を巡って圧力をかけたとして注意していたことが発覚。かなり異例の事態で業界を震撼させたが、ジャニーズよりも、能年玲奈から芸名を改名したのんの前所属事務所の方が露骨に圧力をかけている」(テレビ局関係者)
15年4月、一部報道により、のんと当時の所属事務所・レプロエンタテインメントが契約を巡ってトラブルになっていることが発覚。
2016年7月にレプロとの契約が終了したものの、のんはすっかり表舞台から姿を消し、18年4月、ようやくレプロのサイトからのんのページが削除された。
そして、今年7月、のんと独占的にマネジメント契約を結んでいる会社の社長がインタビューでのんの窮状を訴えた。
「インタビューの内容をまとめると、忖度か前事務所からの圧力かは分からないが、なかなか映像作品への出演が叶わないという。状況からして、ジャニーズの案件よりも悪質」(芸能記者)
のんは8月下旬から都内の老舗劇場で上演された音楽劇に出演したというが、演出を手掛けたのは、のんがヒロインを務めブレークしたNHKの朝ドラ「あまちゃん」で共演した女優の渡辺えり。
発売中の「フライデー」(講談社)によると、同ドラマで母親役を演じた小泉今日子が観劇。終演後に飲み屋で行われた打ち上げには、同ドラマで父親役を演じた尾美としのりが駆け付けたというのだ。
「小泉は現在、プロデュース業に専念しているので、のんが主演して『あまちゃん』の舞台版をやるようなことがあれば、かなり話題になるのでは」(同)
のんの仕事運はかなり上向きなようだ。