「そもそもは、12日にEテレ『素顔のギフテッド』に出る番宣だったのですが、久しぶりに地上波に現れた彼女にSNSはびっくり。『地上に舞い降りた天使』『不思議な魅力』『めっちゃ可愛い』と絶賛の嵐でした。ちなみに、番組では、連続テレビ小説『あまちゃん』でお世話になった東北を今でもプライベートで定期的に訪れていること、さらに、このほど立ち上げた音楽の自主レーベルで音楽活動を積極的にやっていきたいことなどを告白していました」(芸能ライター)
大手事務所レプロエンタテインメントから独立し、“のん”に改名して今年の7月で5年目。当初は事実上の休業状態にあったが、現在は、雑誌やラジオだけではなく、主戦場のドラマにも復帰しつつある。
「2016年に吹き替えを務めてヒットした劇場アニメ『この世界の片隅に』に続き、昨年末には、約40分の新しいエピソードを追加した『この世界の(さらにいくつもの)片隅に』も封切られました。さらに、ヒロインを務める実写映画『星屑の町』は、現在新型コロナウイルスの感染防止のため全国公開が延期になっていますが、近日中にも公開される予定です。そのほか、ネットドラマや舞台にも進出しています」(同)
女優復帰の動きには、いくつかの理由が重なり合っているという。
「まず、大前提として昨年、公正取引委員会が元SMAP3人の出演に圧力をかけた疑いで、ジャニーズ事務所に注意したことを報じたことが大きいでしょう。実際、稲垣吾郎も今の朝ドラ『スカーレット』にも出ていますし。また、『この世界の(さらにいくつもの)片隅に』を、天皇皇后両陛下と愛子さまが鑑賞されたことも、大きな気運になっているのではないでしょうか」(同)
さらにもう1つ、大事なバックアップがあるというのだ。
「『あまちゃん』です。その舞台になった岩手県は、復興支援や同県のPRに貢献してきた彼女のサポートを表明しています。芸能プロダクションのしがらみから離れ、自治体のバックアップは大きいんです」(同)
兵庫県出身の彼女が、岩手県選出で東京五輪の聖火ランナーに選ばれていることからも分かるだろう。「干す」「干される」という前近代的な因習にとらわれてきた日本の芸能界。いよいよ、のんの反撃が始まるかもしれない。