同局の開局60周年記念作品である同ドラマは、世界的に大ヒットした米の人気ドラマ「24」をリメーク。仲間由紀恵演じる日本初の女性総理大臣候補を標的としたテロ計画阻止に挑む、唐沢演じる主人公らCTU(テロ対策ユニット)の戦いを、2クール全24話で描く。
もともと「24」の大ファンという唐沢。今月1日に行われた制作発表会見では、「オリジナルに近い熱量で、集中力を切らさないようにやらなきゃと思っている」と意気込んだがすっかり空回りしてしまった。
「“本物”の米国版を見た人に言わせると、『あまりにもスケールが違い過ぎる』、『初回を見てもう見る気がうせた』など辛らつな意見ばかり。制作が発表された時点ではネット上で期待を寄せる声が多かっただけに、放送がスタートしてあまりのショボさに視聴者たちは失望してしまったようだ」(放送担当記者)
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同局の開局記念ドラマでおまけに2クールの放送とあって、このまま視聴率がダウンし続けても打ち切ることは難しそう。
唐沢といえば、俳優・田宮二郎さんの代表作だったドラマ「白い巨塔」をリメークした、03年10月期のフジテレビ系ドラマで主演を務めた。
視聴率は全話平均で23.9%、最終回は、田宮さん主演の1978年版の最終回31.4%を上回る32.1%を記録。リメーク作品での“実績”がある。とはいえ、さすがに海外作品は難しかったようだが、危惧されるのが不名誉な記録の更新だという。
「ゴールデン・プライム帯の連ドラでは1980年に放送されたフジ系のドラマ『ピーマン白書』の最終回が2.2%を記録しおそらくワースト。唐沢の主演ドラマは午後11時台だが、予算やプロモーションはゴールデン・プライム帯並みなので、さすがにそこまではダウンしないと思うのだが…」(芸能記者)
今後の巻き返しが期待される。