>>『極主夫道』、原作から大幅変更で「極道ドラマになっちゃってる」不満の声も<<
第2話は、龍(玉木宏)は、かつてのライバル・虎二郎(滝藤賢一)と再会する。虎二郎は“剛拳の虎”と呼ばれ、“不死身の龍”と双璧をなす伝説の極道だった。彼は刑務所から出所してきたものの、所属していた組がつぶれて行き場を失い、クレープを売っていて――というストーリーが描かれた。
本作では、夫である龍に家事を任せきりなキャリアウーマンの妻・美久(川口春奈)が家事に挑戦し、結果、家の中をぐちゃぐちゃにしてしまう様子が描かれたが――。
「美久が失敗した家事の尻拭いはすべて龍が行い、美久が失敗した黒こげのナポリタンも龍が食べることとなりましたが、その様子を見た娘の向日葵(白鳥玉季)が『苦手なことはしなくてもいいんじゃない?』とアドバイスする場面が。美久は『私だってやればできるの!』と主張していましたが、向日葵はさらに『女性だからって家事ができなくてもいいんだよ?』と語り掛けていました。このセリフに視聴者からは、『これはめちゃくちゃいい言葉』『娘ちゃんいい事言うな~』『性別云々じゃなくて人によっていろんなこと向き不向きあるよね!』といった声が。実際に家事が苦手な女性から大きな反響が集まりました」(芸能ライター)
とは言え、一方ではその言葉が台無しになってしまうような場面もあったという。
「問題となっているのは、龍が主婦仲間と喫茶店に繰り出した際の一幕です。龍が頼んだパフェを店員のゆかり(玉城ティナ)が運んできた際、注文した龍を『その顔でいっつもパフェ……。ウケる』と揶揄。龍はすかさず、『パフェはみんなの大好物や』と反論していました。しかし、視聴者からは『女性が家事できなくてもいいけど男がパフェ食べてたら笑うってどうなの?』『男性が家事をやるっていうドラマの中で偏見助長させるセリフ出してどうする』といった呆れ声が。前述の向日葵のセリフが称賛されたからこそ、統一性のない描写が物議を醸しているようです」(同)
男性がパフェを頼むことを嘲笑うような演出が、今後なくなればいいが――。