第4試合では、飯伏幸太と石井智宏が対戦。飯伏は開幕戦でオカダ・カズチカに勝利を収めたが、第2戦でジェイ・ホワイトの反則プレーにやられて1勝1敗。一方の石井はまさかの2連敗中だ。
試合は両者ともにバチバチの打撃戦で意地をぶつけ合う。以降も攻防は過熱の一途をたどり、壮絶な削り合いに。この2人は対戦する毎に打ち合いの激しさを増しているのが凄いところ。終盤、飯伏は掟破りの垂直落下式ブレーンバスターを見舞うが、石井はフォールを許さず。しかし、最後は飯伏がボマイェ、ジャンピングニーから、カミゴェで粘る石井を粉砕した。石井は3連敗。
試合後、飯伏は「まだ公式戦3試合目ですよ?今んとこ、全部全力で来てるから。今日も2年ぶりに石井さん、いや石井智宏。何回でも、何回でもやってやるよ!何回でもやりたいよ!今日で2勝。まだまだ、まだ大丈夫、絶対。諦めない、本当に。初日も言ったんで。逃げない、負けない、諦めない。負けないは勝敗じゃないから。勝敗も含まれるけど、自分に負けない。自分から逃げない。自分から諦めない。その逃げない、負けない、諦めない。そして最後、必ず裏切らない。なんかありますか?俺、何回やってると思うんですか? 2013から。大丈夫です。僕は『スーパージュニア』からリーグ戦を経験してきているし、大丈夫。全部全力でいけるコンディション作ってきてるんで、一切心配はない。棚橋さん、待ってて!」とパートナーの棚橋弘至にエールを送った。
◆新日本プロレス◆
『G1クライマックス30』
2020年9月27日
兵庫・神戸ワールド記念ホール 観衆 2548人
▼Aブロック公式戦(30分1本勝負)
<2勝1敗=4点>○飯伏幸太(15分41秒 片エビ固め)石井智宏●<3敗=0点>
※カミゴェ
(どら増田)