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今回の生配信で江本氏は、配信中に視聴者から寄せられた複数の質問に回答しながらトーク。その中で、阪神時代のある試合中に、高橋氏にわざと死球を当てたことがあると明かした。
配信内で具体的な時期は明かされていないが、甲子園球場で広島と対戦した際に高橋氏と相対した江本氏。「打席に粋がって入ってきた」ように見えた高橋氏に対し、ベンチからは敬遠のサインが出たという。
しかし、高橋氏の所作にいら立ちを覚えたという江本氏は、「敬遠なんか馬鹿じゃないの」とベンチの指示を無視。さらに、マウンド上から「ヨシ!当てるぞ!」と、申告敬遠ならぬ“申告死球”を宣言したという。
その後、宣言通りに初球を高橋氏の体に当てたという江本氏。一塁に歩いた高橋氏は「ひどい!この人ひどい!」と怒っていたというが、「知ったことかそんなもの!」と全く意に介さなかったという。
自身が現役の頃は本塁打後に過剰に喜ぶ選手や、打席で大げさな動作を取る選手に死球を当てることは当然だったという江本氏。「(今の時代なら)ボコスカ当てる前にクビになってる(と思う)」と、現代では到底許されない行為だろうと語っていた。
今回の生配信を受け、配信のコメント欄やネット上には「所作が気に食わないから敬遠のサイン無視して死球ってとんでもない投手だな」、「時代が違うとはいえめちゃくちゃだな、今なら確実に危険球退場にされそう」、「個人の感情で一方的に球ぶつけるとか性格最悪だな」、「いくらムカついたとしても当てるのはおかしい、大怪我する可能性もある訳だし」、「死球当てるほどイラつく動きって一体どんな動きだったんだ…」、「いきなり死球宣言されて本当にぶつけられたんだからそりゃ高橋も怒るよ」といった反応が多数寄せられている。
現役時代に東映(1971)、南海(1972-1975)、阪神(1976-1981)で活躍した73歳の江本氏と、広島(1975-1989)、ロッテ(1990)、阪神(1991-1992)でプレーした63歳の高橋氏。両者は1976年から1981年にかけてセ・リーグでしのぎを削っている。
プロ11年間で通算97個の与死球を記録し、1974年(14個)、1979年(16個)にはリーグトップの死球数を記録している江本氏。今回披露したような“申告死球”もまた、死球数がかさんだ一要因なのかもしれない。
文 / 柴田雅人
記事内の引用について
高木豊氏の公式ユーチューブチャンネルより
https://www.youtube.com/channel/UCgr5CkgytiVfdnk4C0M42nQ